プリンスコートは特に出産の予約は不要で、「おしるし・陣痛・破水」のいずれかがあれば電話連絡なしにLDR室に直行ということになっています。

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こちらがLDR室です。
主人と実母だけが立会い可能とのことでした。
マレーシアの私立の総合病院だとこのようなLDR室を備えているところが多いようです。左のベッドで陣痛~分娩~休息までします。分娩時は足を掛けるバーが上がってきて、踏ん張れるようになっています。
右の小さな囲いのものは、産まれた赤ちゃんをケアするところです。

娘が産まれる3日前に軽い出血があり、一応おしるしかなと思い夜にLDR室に向かいました。
初めてNSTがあり、子宮口の開きを内診で確認されました。しかし、子宮口は開いてないとのことで残念ながら帰宅ということになりました。

そして、娘が産まれる前夜の20時頃から30分間隔の陣痛が始まりました。
0時を過ぎるまで30分間隔から縮まらず、このままどうなるのだろうという感じでした。2時頃までに15~20分間隔になり、寝ることもできないので主人を起こしLDR室に向かいました。

LDR室のベッドに横たわる前にお手洗いに行くと、3日前より量が断然多いおしるしがありました。
NSTと子宮口の内診があり、子宮口は1.5cm開いていたのでこのまま入院ということになりました。

もう無痛分娩の準備はするか?との助産師からの声掛けがあったので、即お願いしますと返事しました。

まず人生初めての浣腸をされ、4時過ぎに麻酔医が登場し、背中に硬膜外麻酔のための針を刺されました。少しチクッとしましたが、予想よりは痛くなかったです。
麻酔が投与されてからは痛みは全くなくなりました。一睡もしていなかったので寝ようと思いましたが、気も張り寝ることはできませんでした。
足にも麻酔は効いてるようで少し痺れもありました。歩くこともしばらくできないので、導尿のカテーテルを挿入されました。

立会いの主人には各種の同意説明があり、サインを求められました。
産まれてすぐにB型肝炎の予防接種と、退院日にBCGの予防接種がありそれについての可否もこのときに決めます。マレーシアでのBCGは日本のハンコ注射とは違って、ケロイドができることもある注射で腕・おしり・太もものいずれかに打つことが選択できます。女の子なので目立たないようにおしりへの接種を選択しました。日本のハンコ注射を打ちたい場合はこの時は拒否し、ジャパンメディケアで後日接種する人もいるようです。

8時過ぎ頃担当医の診察があり子宮口は5cmになっていて、午前中には産まれるよ!とのことでした。
お産の進行がとても早いなと思っていたら、陣痛促進剤(オキシトシン)が点滴投与されていたようです。

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パンばかりの朝食が出てきました。
お腹は空いていたのでペロリと食べてしまいました。

モニターでは痛みの度合いを見ることができ、徐々に陣痛の痛みが増していることが確認できました。

11時頃子宮口が全開になり、分娩が始まりました!
陣痛の痛みはうまくコントロールされていて、軽く痛みを感じそのときに助産師に「Pain!」と知らせると「Push!1,2,3,…10,11,12」と言われその間いきみます。
何回か繰り返し、赤ちゃんの頭が出てくるあたりで担当医が登場です。
いつもにこやかな担当医もこの時ばかりは真剣な顔でした。

分娩は30分ほどで終了し、我が子に出会えましたキラキラ

胎盤も排出され担当医が何やら縫っているという処置で会陰が切れていたことに気づきました。

ひと段落し、入院部屋のベッドに載せ替えられ病室へと運び込まれました。
ちょうどランチの時間でしたが、硬膜外麻酔の副作用か吐き気がして食べることができませんでした。それ以外は特に症状はなく元気でした!

3泊4日入院し、出産と入院の費用は11020.30RM(内、3泊4日の部屋代980RM)で日本円で30万円かからずでした。

入院に必要なものは…
・パーカーやカーディガンなどの羽織もの(LDR室は集中管理の冷房のため寒暖のコントロールできずで寒いことも。病室はコントロールできました)
・退院時の母子の服
・ドライヤー(備え付けなしのため)
・お風呂道具(備え付けのアメニティがありますが、泡立ちが悪いので)
・カメラ(分娩中は取れないですが、終了後は撮影OK)

入院にあったらよいものは…
・日本の産褥パッド(病院ではマレーシアの産褥パッドで取り替えをしてくれますが、とてもごわごわで出産当日は悪露も多いのに長さが足りず2枚を無理やりつなげられたり…)
・産褥ショーツ(病院のは包帯のような生地でできている使い捨てのとても簡易的なもの。)
・ガーゼハンカチ(母乳やミルク吐きのときに拭くため)

温かいハーブティーを飲もうとティーバッグを持って行ってたのですが、電気ケトルの備え付けがあるものの洗ってもあまりキレイではなく飲む気になれませんでしたショボーン

退院時は残りのオムツ、おしりふき、ベビーオイルが持ち帰れます。


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おまけ

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日本だと悪露があるうちは清浄綿で拭き取るようですが、マレーシアではこの青いものと塩が支給されます。退院時は持ち帰りです。
ティースプーン1杯の塩とぬるま湯をこの青い容器に入れ便器にのせ、朝・夕ここに15分ほど座りキレイにするというもの。