今年７月の出来事の備忘録です
『不二家かつ 延岡本店』にて《ロースカツ》定食 を
堪能させて頂いた後、ホテルチェックインまで少し
時間が空いてしまったので少し観光する事にしました
もう何度も来てるし、観光したいとこないなぁ～
１つだけ思いついた『西郷隆盛宿陣跡資料館』へGo
ここでちょっと西郷隆盛と西南戦争のお勉強タイムw
明治六年の政変で征韓論が否決されると西郷隆盛は
故郷薩摩(鹿児島)へ戻ります。
明治政府に不満を持った人々による反乱が起こる
1876年3月 廃刀令が出され士族の特権だった
「刀を持てる権利」が奪われる。
1876年8月 秩禄処分が始まり士族の収入途絶える｡
多くの士族が生活する術を失う。
よって
四民平等や徴兵令により士族は特権や仕事を奪われる
そんな不満を抑えるべく西郷隆盛は奮闘します
なぜなら自らが当時唯一の陸軍大将の地位を有し
明治政府の強さを熟知し反乱を起こしたところで
薩摩士族に勝ち目がないことを知っていたのです。
1874年、西郷隆盛は鹿児島県に私学校を創設する。
「西郷隆盛が創設した士族専用の陸軍養成学校」です
没落する士族の不満を抑えるために考え出された
西郷隆盛の策の１つでありました。
鹿児島の士族たちの力が強く、
西郷隆盛ら政府重鎮が鹿児島出身だったことがその理由で
薩摩士族は刀を腰に挿し、地租改正は適用されず、
秩禄処分でもかなりの優遇を受けていました。
西郷隆盛が私学校を創設した理由
「外敵（ロシア等）に向けての兵力増強（士族に仕事を与える）」
しかし明治政府はこれを危険視していました。
明治六年の政変後、明治政府を仕切り誘導していた
大久保利通はこれを面白く思わず、薩摩にスパイを
送り込んだり、士族が反乱を起こすよう挑発します。
これまで士族の暴動を抑えていた西郷隆盛でしたが
政府軍と戦っても私学校の兵力では絶対に勝てが
だからといって士族たちを抑え込んでも大久保利通が
挑発をしてくる以上、もはや暴動は時間の問題
もはや進むも地獄引くも地獄。
そうとなれば全力で政府と戦い一矢を報い薩摩士族に
死場所を用意することが西郷隆盛ができる最後の勤め
そう考えて西南戦争が始まることとなります☺️
さて前段が長くなりましたが、西南戦争最後の戦い
「和田越え決戦」に敗れた薩軍は北川町俵野にある
児玉熊四郎邸（現:西郷隆盛宿陣跡資料館）に宿陣
この場所の後ろは「天孫瓊瓊杵尊御陵墓」で
天皇家の祖先の墓とされる神聖な場所。
政府軍がこの場所に対して大砲や銃弾を撃つことが
出来ないと思ってのこと(主君天皇に矢を放てない)
そして西郷隆盛は一時でも
敬愛する天皇家にゆかりの深いこの場所に身を委ねて、
安息を求めたのである。
西郷はここで最後の軍議を開き、全軍に対して
解散布告令を出す。事実上、西南戦争はここで終結。
西郷はこの日、重要書類と当時日本に一着しかない
明治天皇から拝受の「陸軍大将の軍服」を焼却。
これは御陵墓前で天皇家に陸軍大将の軍服をお返しし
反乱軍の将としてのけじめをつけたのだと推察される
翌日残軍六百余は可愛岳突囲を決行し鹿児島へ向かう
そして故郷鹿児島で西郷隆盛は自刃し時代が終わる
最初ここにきた時に入場料は寸志だし、
ちっちゃな
古民家なので大した期待をしないで行ったのですが
西郷隆盛の凄さに考えさせられる場所となりました。
#宮崎県
#延岡市
#西郷隆盛
#西南戦争
#西郷隆盛宿陣跡資料館
#天孫瓊瓊杵尊
#北川御陵参考地
#１級フードアナリスト
#フードアナリスト
#調理師
#料理研究家
#１級だしソムリエ
#利き酒師
#日本の食糧自給率を上げよう