一期一会 | 1級フードアナリスト ユピロ菌の迷える子羊達へ

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悩んでいたときに救ってくれた言葉や料理をおすそ分け。仏教に自分で掛けた首輪は自分でしか外せないという言葉がある。悩みを解決してくれるのは宗教でも他人でもない。自分自身でしか解決できない。


久しぶりに渡辺和子さんの著書

PHP文庫「忘れかけていた大切なこと」から

「一期一会」という章を紹介したいと思います。





「一期一会」という言葉は、

私の好きな言葉の一つですが、

ある時まで私は、その言葉を取り違えていました。

「一生にただ一回の出会い」、例えばふだんは

会えない人や出来事との出会いを大切にする

言葉だと思っていたのです。

その誤りを正して下さったのは、いまは亡き

倉敷民芸館館長の外村吉之介先生でした。

先生によれば「一期一会」というのは

柳宗悦の「心うた」の一句のように、

「今ヨリナイ」という心で生きることなのだそうです。

ですから、生涯の中の特別な一回を指すのではなく、

繰返しの毎日、繰返しの仕事、出会いの一つひとつに、

新しい心心理で接することなのだと教えて頂きました。




数十年も前のことですが、一人の神父様が

初ミサ十字架をおたてになるに当って言われたことです。


「僕はこれから、何万回となくミサを捧げることに

 なるだろうが、その一回一回を、最初で、

 唯一で、最後のミサであるかのように捧げたい」聖心

その神父さまの、その後のことはしりません。

でも私には、この「最初で、唯一で、最後」という言葉が、

深く心に残りました。神

堺の町に吉兵衛という人がいました。

寝た切りになった妻の介護を、来る日も来る日もしてやる姿に

近所の人が、「よく続くね。うんざりしないかい」と言ったところ、

「いいや、私にとって、一回一回が仕始めで仕納めです」と

答えたという話が残っています。エンドレス

私も、こんな「一期一会」の気持ちで毎日を過ごしたいと思うのですが

朝立てた決心を、すぐに忘れてしまう私です。

そんな私を、「決心しただけでもいいのだよ」と、

お優しい神様が慰め、励ましていてくださいます。




人と人の出会いは人生を変える時があります。

僕は命の恩人で人生を変えてくれた

心の美しい人に出逢うことができました。


その人に逢うときは、いつも一期一会の気持ちです。

もう逢えるのは、その時が最後かもしれない

常にそう思いながら・・・

だから僕のできるすべての心を込めて逢います。

奇跡的に出逢い、そのオーラを強く感じたその時から

ずっと、そしてこれからも・・・

僕は何があっても守り抜くと心に誓います。

一期一会・・・人生の中で、そんな人に出逢えた幸せ、

そして、そんな人をこの世に誕生させてくれた

神や仏に感謝して生きていこう心

それが僕の生きる道パンダ