シスター渡辺和子(7)~愛がなければ無に等しい | 1級フードアナリスト ユピロ菌の迷える子羊達へ

1級フードアナリスト ユピロ菌の迷える子羊達へ

悩んでいたときに救ってくれた言葉や料理をおすそ分け。仏教に自分で掛けた首輪は自分でしか外せないという言葉がある。悩みを解決してくれるのは宗教でも他人でもない。自分自身でしか解決できない。

渡辺和子 さんの著書


『心に愛がなければ』PHP文庫の中に


こんな一節があります。



ユピロ菌の迷える子羊達へ



29歳まで非常にやり甲斐のある仕事についていて、


それを辞めて入った修道院の仕事は、


単調なものでしかなかった。


覚悟の上とは言いながら、


毎日のこととなるといつしか


”つまらない”という思いが、


顔にも態度にも出ていたのだろう。


年輩の修道女がこう言ってくれた。




ユピロ菌の迷える子羊達へ



「この世の中に雑用という用はないのですよ。


 あなたが用を雑にした時にそれは生まれます。」


かくて私は、


一つ一つのことに愛をこめて行うことを学んで行ったのだった。





ユピロ菌の迷える子羊達へ



「愛がなければ・・・・・・・無にひとしい。」


全財産を人に施しても、


また自分の身体を焼かれるために渡しても、


もし愛がなかったら何もならないと言い切る


聖パウロの言葉は、


反対に”愛があれば”ほんの僅かの施しも、


小さな小さな業も、価値あることを言おうとしているのだ。




ユピロ菌の迷える子羊達へ



星の王子も言っている。


「たいせつなものは目に見えない。


 かんじんなことは


 心の目で見ないと見えない。」




ユピロ菌の迷える子羊達へ



ラブレターも、恋人へのプレゼントも、


この目に見えない愛を何とかして


相手に伝えようとする手だてに過ぎず、


文字も便箋も品物も、


愛がこめられるまでは、


単なる字、単なる商品に過ぎないのである。


目に見えるものに心を奪われ過ぎている


私たちは「主よ、見えるようにしてください」


と祈ることを忘れてはなるまい。




ユピロ菌の迷える子羊達へ



ユピロ菌は「雑用」の話を読んで


すごく衝撃を受けた。


目から鱗の状態であったことを思い出す。


渡辺和子さんのこの本の、この章の結びに


この一言がある。


「小さなことに一つ一つ愛をこめていこう」



読者登録してね


アメンバー募集中



ペタしてね