ビートルズ、リボルバーと革命 | yupimarolife*&Jikka*with haru

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haruです。

あけましておめでとうございます。
本年も時々宜しくお願い申し上げます。

正月って人間をダメにしてしまいますよね。

おいらは体がもう...
現実に戻るには時間がかかりそうです。

そんな中、今日はまたまたビートルズネタ。

こんなお方がいます。

ビートルズの楽曲は全て把握し、
曲名も正確にどのアルバムの
何曲目にあると瞬時に指摘する
「鉄ちゃん」ならぬ「ビーちゃん」
的な知人がいます。

そんなお方から年末、
もっとビートルズを語ってくれとの
リクエストがありまして、
挑戦してみようかと。

とは言え
僕は「ビーちゃん」には程遠い。

アルバムは全部持っているし、
知らない曲はないはずだけど...
曲名とかはパッと出てこないレベル。

そんな僕の話がマニアに通用するわけ
...
ん..ま、やってみよ。

それでは

ビートルズフリークは大きく、
ジョン派とポール派に二分されますが、
僕のまわりにはジョン派が圧倒的。

そんなジョン派の口からポールを羨むような
エピソードが聞けた瞬間はニヤリとなるんだ。

ビートルズの面白さはここにある。

ジョン派の多くはポールに嫉妬し、
またポール派の多くは
ジョンにイラついたりするものだなと。

そういうのがすごく面白い。

僕個人が生意気にビートルズを語る前に、
どれくらい世間に支持されているか
わかりやすいものがありました。

数年前に発表された
ローリングストーン誌による
最も偉大なアルバムのベスト10の中には
ビートルズだけで4枚のアルバムが。

1位はなるほど「Sgt.Pepper's...」
3位には「Revolver」が。

ベスト10中、半分近くがビートルズなんて
つまらないランキングと思ったけどね。

「つまらないという感覚は、
当たり前すぎてつまらないという意味でね。」

僕より若い世代の人がこんなコメントを
書きこんでいました。

選考する人間の趣味や年齢層のせい
だけじゃないと思うんだ。
やっぱり知れば知るほど、
ビートルズをもっと知りたくなる。

ビートルズの活動期間は半世紀も前
1962〜70年のおよそ8年間

体感的には百恵ちゃんが7,8年
ももクロなんて今年12年目らしい。
わかりづらっ...

この期間にアルバムは13枚
楽曲は213曲。

全体の7割近くは
ジョンとポールによる共作となっていますが、
純粋な共作は実は少なく、
いつしかジョンの楽曲、
ポールの楽曲と分けられるようになります。
ここが興味深い確執の部分でもあり
ファンの心理を煽るわけです。

初期のビートルズはジョンの作品が多く、
バンドとしての「ビートルズ」のイメージは
この初期にあると思うんだ。

ロックンロール、ロカビリーをルーツに、
ポップをブレンドしたような
陽気なサウンドから始まったんだ。

髪型やファッションも最先端
アイドル色強いスーパーバンドが
ビートルズのイメージそのもの。

しかし、1965年あたりから
ポールが頭角を現してきます。
ポール派にとっては、
まさに政権交代の時代となるわけです。

ビートルズはターニングポイントごとに
初期、中期、後期と語られがちですが、
僕はこのポイントを勝手に
「革命」と言っています。

ここからが面倒な作業だった。

褒めてほしいとこだけど、
マニアの方、評価してくださいよ〜

アルバムごとにジョンの作品、
ポールの作品を分け、
収録数で比較してみました。

1stアルバム「Please Please Me」

2nd 「With The Beatles」

この二枚のメインはカバー曲
収録数はジョンもポールも3曲ずつほど。

3rdアルバム「A Hard Days Night」

全13曲中
ジョン9
ポール3     
 他1
ここではほとんどジョンの楽曲。

ここからは
4th 「Beatles For Sale」

5th 「Help!」

6th 「Rubber Soul」

この3枚はジョンとポールに
収録数の差はほぼなくなります。



コンサート会場では熱狂的なファンが
パニックを起こすなどの問題が
ピークに達する時期で、

この後、

音楽に対する姿勢が次第に
変わっていく時期でもあります。

そしてここがその「革命」
7th「Revolver」

全14曲中
ジョンの作品5
ポールの作品6       
その他3

ポールの収録数がジョンを抜く瞬間です。
この後はポールの時代が来ます。


収録数では逆転されたジョンだけど、
ジョン派はらこう言うんだ。
「I'm Only Sleeping」を聴いたかい?

8th 「Sgt.Peppers...」

全13曲中
ジョン3
ポール7
他3

世界一と評価されるアルバムは
完全にポールのもの


ジョン派はまた
「Lucy In The Sky...」を聴けばわかると言う。

9th 「Magical Mystery Tour」

ここでもポールの功績が大きく、
ジョンの作品は3曲しかない


ジョン派はきっと
「Strawberry...」って言うんだろ。
あるいは
「I Am The Walrus」

ジョン派が言う曲は後に
サイケデリックと呼ばれる
新しいジャンルに当てはまる楽曲。
このサイケデリックに影響受けた 
アーティスト達がさらにジャンルを広げて
後に世界中に新しい音楽が生まれてくるんだ。

影響力のあるジョンによって
広がった音楽だとジョン派は言う。

ジョン派に言わせれば、
ポールがジョンを抜いた瞬間、
もうそこにジョンはいないと言う。
ジョンは別次元に行っていると言う。

負けず嫌いかよ...
いや、説得力はあるかも...

だけど、

ポールの曲を聴いたら
ビートルズの顔はもうポールだよ。

ジョンが別次元に行ったなら、
ビートルズもまた
取り残されたという解釈もできる。

ビートルズ沼にハマってしまうと
こうなるってわけだ。

出口がない。

10th 「The Beatles」

二枚組ホワイトアルバム
30曲中 
ジョン13 
ポール12
他5

サイケデリックにシフトしたジョンが
再びリードを取り戻すんだ。
だからジョン派はこのアルバムを好むと
僕は思っている。

「Happiness Is A Warm Gun」

これを聴いたら洗脳されてしまうに決まってる。
だって、こんな曲、ジョンにしか作れないよ。

11th 「Yellow Submarine」はサントラ

12th 「Abbey Road」

ここでは再びポール。

ジョンの楽曲は6曲収録されているのに、
ポールの才能が凄い。

ジョン派が嫉妬するのがB面のメドレー
ジャンクなんて言うなら、
それは嫉妬でしかないと
ポール派は言うに決まってる。


13th 「Let It Be」

全12曲
ジョン3
ポール4
他5

ラストはやはりポール。

最後はもう人間関係はグダグダでしたね。


全体を通して...
いろいろなご意見があると思いますが、

一言でいうならば

ビートルズはジョンで始まり
ポールで終わる。

という結論でいかがですか?

ジョンとポールに特化しており、
ジョージとリンゴは登場させませんでしたけど

でも安心してください。

僕はジョージ派です。

意見交換のネタとしての今回のお話、

いかがでしたでしょうか?

わかりづらかったと思いますが
長々とありがとうございました。

また機会がありましたら
是非とも宜しくお願い致します。

haruでした
またね〜