たまたま旦那さんが休みで

2人時間が取れたので

配信で見ました、『プーと大人になった僕』。



何の気なしに見たこの映画。

見終わった後は感動しすぎて

言葉がまとまんなかった、、



私はディズニーは普通程度の好きレベルで

プーさん自体もほぼ見たことはない。

けど、旦那さんは大好きで

子どもの頃のバイブルみたいなのが

このプーさんだったりするそうで。



ちらほらと私でも分かるアニメのフレーズや

シーンがオマージュされて

組み込まれていて

これは根っからのファンは嬉しいだろうな

と、見ながら思っていた。



けれど、物語が進むにつれて

そんなことも忘れるくらい

生きることの本質を見せつけられた

気がして、見入っていた。



その中でも印象に残っているのは



『その赤い風船があるだけで幸せなんだ』

『そのカバンはこの赤い風船より大事なの?』

『夢はタダじゃかなわない。何もしないなら、何も生まれない』

『何もしない、ということが全てを解決する』



まだまだ思い出せばキリがないくらい

生きるとはこういうこと、

といったような言葉たちが

終始出てきていて、震えた。



中でも今挙げた言葉たちは

(正確に映画の言葉じゃないかもだけど)

今こんな時代を生きる私たちには

心の処方箋になるんじゃないかと

思ったくらい、力強く、でも核心をつく

言葉たちだったと思う。




あの頃、幼い自分が思っていたこと

見えていた世界、感じていた感覚は

大人になるにつれて

現実に揉まれて見失って

いつの間にか夢物語みたいになっていて。



でも、その感覚や気持ちこそが

大人になった今こそ必要なことで

それが自分らしくいられる方法で

全然夢物語なんかじゃない。



大切なものを見失うことほど

怖いことはない。

今を必死になって生きていけばいくほど

それが大切なものを守る術だと

疑いもせずにいればいるほど

がんじがらめになって

気付けばみんなが苦しくなっているんだと。



それってほんとに、目の前のものより大事なの?



それを、プーだけは覚えていて

あの頃の自分らしい自分が発していた

思いや価値観を

プーだけはちゃんと覚えてくれていて

大人になった自分に

がんじからめになってしまった今の自分に

プーがあの頃の自分に戻してくれるかのように

ずっと語りかけてくれている。



そこになんだかもう、

心が、動いた。




モヤモヤしているとき

立ち止まってしまったとき

背中を押してもらいたいとき



そんな時にこの映画を観ると

観終わったその時から

感じる感覚が少し、変わるかもしれない。




これは後世に残していきたい

映画だな、と思った。




大切にしていきたいものへの

優先順位を再確認していこう。



自分自身への優先順位も

再確認していこう。