drosera capensis alba ( カペンシス アルバ)

 

説明不要とも言えるごく一般的なモウセンゴケ。

日本では夏のホームセンターの定番商品ですね。

カペンシスには葉の形状や色の違いによりバリエーションがいくつかあります。

これはアルバという色素が退化した赤みがなく白っぽい個体のようです。

確かに緑色の植物体と粘液部分の白っぽさはとても綺麗なので気に入っています。

特に新芽の出たてが一番美しいと思います。

 

今まで屋外栽培でしたが、今年は夏の終わりに親株から一株だけ取り出して

低地性ネペンテスケース内で、LED照明による強光栽培していました。

コレが室内栽培中のカペンシス・アルバです。

でも粘液部分に淡い赤みがありますね。

これはアルバとは違うのでは?

と思われても仕方がないですね。

 

今度は屋外栽培中の鉢をご覧いただきましょう。

コレが屋外栽培中の親株です。

粘液部分の赤みはほぼ感じられず、いかにもアルバという感じです。

 

室内栽培の株は強い光により赤みが出たのでしょう。

アルバという個体は完全に色素が無いわけでなく、中途半端に残っているようです。

よって強い光に当てていると、少し赤みが出てくるようです。

 

照度自体は屋外栽培の圧勝です。

晴れの日の親株は5万LUXくらい浴びています。

ウチでの室内栽培の照度は強めですが、晴れた日の半分以下の照度です。

 

どうして室内だと赤みが出るのでしょうね。

考えられる理由は、

・天候に左右されず、室内で安定して長時間あてられる

・植物栽培用ライトなので効率が良い

・LED照明にしては高い照度

上記の理由で屋外栽培よりも赤みが出るのでは無いかと推測しております。

特に効率が良いのは人工照明の強みです。

 

 

ネット情報だと、過去には完全に色素が無いアントシニアンフリーのカペンシスがあったそうですが、

栽培が難しく普及しなかったようですね。

 

その代わり出てきたのがこのアルバで、

増殖も簡単なのですぐ普及して安価になったようです。

 

実はこの個体、ホームセンターの売れ残りで250円くらいで買ったものでした。

安くていいお買い物でした。