N. xGaya(ガヤ)

主に園芸店やホームセンターで売られている極普通のネペンテス交配種。

 

ネット情報だと、

カーシアナ

ベントリコサ

マキシマ

の交配種のようです。

私が好む原種の交配で、ガヤはどうしても贔屓目に見てしまいます。

 

コレがうちのガヤ。

6号鉢に生い茂っております。

 

脇芽が吹きまくっていてどれが主茎かもわかりません。

ざっと目視で確認したところ、茎が7本以上。

葉の裏に隠れていてわかりにくいのですが、

ピッチャーは大小合わせて40以上付いてます。

きっと中心部は小さな脇芽やピッチャーもある気がします。

 

設備は三千円位の安価なLEDライトのみで

空調や湿度調整なしの室内でこの状態なのです。

ピッチャーは分かりにくいのですが、マキシマに似たまだら模様です。

ただ、上部の強い光を浴びる部分はかなり赤いです。

 

驚異的なのは、葉もピッチャーもほとんど枯れません。

半年以上枯れずに残っています。

画像のガヤは、春からトリミングしていません。

上の画像に蓋がとれたピッチャーがありますが、

私が誤って春にとってしまったものです。

 

もしかすると他の交配種も同様なのかも知れませんが、

私の栽培技術では驚異的です。

 

最初の画像左側に用土が見えますね。

コレは春に一番大きな脇芽をカットした後です。

 

カットした脇芽は、ビニール温室に移しております。

コレがビニール温室で栽培している脇芽増殖株です。

高地性温室は良い場所がないため、カーシアナの血を期待して低地性温室に置いています。

 

光量が強いためなのか、ピッチャーは柄ありの真っ赤です。

襟も真っ赤で蜜でテカテカしています。

そしてすでに根元に脇芽が吹いております。何というパワーでしょう。

ただ、ピッチャーは数ヶ月で枯れるところが異なります。

 

近日、高地性ワーディアンケースを大きくする予定なので、

もう一つ脇芽を切って涼しい環境で育てて

環境による違いを検証したいと思います。

 

ネペンテス ガヤは、

カーシアナの生命力

ベントリコサの適用力と育てやすさ、脇芽の出やすさ

マキシマの柄の良さ

の良いところどりだと思います。

 

また、いきなり巨大になならずにコンパクトな容姿を楽しめますね。

主茎が上に伸びるエネルギーを脇芽にまわしているようで、

脇芽が横に広がってきます。

カーシアナとマキシマの血が入っっているのですから

片っ端から脇芽をカットすると、主茎が伸びてくるのでしょうか。

 

ネペンテスの交配種の中では、初心者の方へ一番お勧めできるネペンテスかもしれません。

と偉そうなことを言っていますが、そんなに多くの交配種を育てていないので話半分にとらえてください。

あくまでこういう育ち方もするガヤがあるということです。