P. agnata(アグナタ)

エセリアナと同じく、メキシカンピンギキュラの範疇です。

ただ、エセリアナのように冬芽は形成されないとのことです。

よって草体は1年中あまり変わりません。

 

肉厚で長い葉は、よく交配種の片親と使われていて、

その交配種は長めの葉を展開することが多いようですね。

 

そのアグナタが開花しました。

想像していたよりも濃いめのパープル色です。

ギガンティアに見えなくもないです。

 

とある本によると、アグナタは戦前から日本で栽培されている品種とあります。

 

いつも思うのですが、日本国という極東の地にありながら

相当昔から海外の食虫植物を栽培していた歴史があるのは驚きます。

 

当時としてはさぞ文化水準も高かったことでしょう。

 

アグナタを見て、戦前の栽培家達の様子を想像するのも楽しく思います。

このアグナタはもしかして戦前のアグナタの生き残りかもしれませんね。