LGBTを知る


 大学生になって、以前よりも意識的に情報を取り入れるようになったものがあります。

それは、LGBTについて。


近年は様々な場所で目にする話題ですが、身近に当事者がいなければ、詳しく調べることはなかなかない話題でもあります。


 私がLGBTに興味を持つことになったきっかけは3つあります。



1. VOGUE JAPANのメイク動画



元々よさこいで派手なメイクをしていただけあって、特にドラァグクイーンのメイクはとても興味深く、勉強になりました。


メイクでこんなにも人は変われるのだと知り、ドラァグクイーンとは何かについて調べるようになったことがきっかけです。



2. 当事者ではないかと悩んだ経験

身体の性別(女)と性自認(女)に相違はないため、今ではトランスジェンダーではないと明言できますが、(髪型、仕草、服装、口調、友人関係などが)男性的であることを好んでいたため、1度はそうではないかと考えたことがあります。


また、恋愛対象が男性なのかどうかについても悩んだ経験がありました。

(性別の種類については後々説明します。)



3. 大学に進学

精神年齢が上がって、社会の情報を多く取り入れるようになると、視野が広がって寛容になり、多様な人間性を受け入れやすくなります。


高校生のころから、幸運にも難しい話を語り合える友人との付き合いはありましたが、大学生になってからはより話しやすい友人が増えたように思います。


 LGBTに限らず、意識的に情報を取り入れて、自分が納得する成果があると、新しい情報への探究心が向上します。


私がLGBTについて調べ始めたことで初めてわかったこと、そしてわかりやすいなと思った表現を少しだけ紹介します。



おすすめの動画


SHELLYのお風呂場


「SHELLYのお風呂場」をご存知でしょうかはてなマーク


」について様々な視点から発信しているYouTubeチャンネルです。


プライド月間中に投稿された動画の中で、NPO法人東京レインボープライド共同代表理事の杉山文野さんは次のような表現をしています。


 

"LGBTの人の割合は、AB型の人、左利きの人、佐藤さん・鈴木さん・高橋さん・田中さん等と同じぐらいである。"


一気に身近に感じたのではないでしょうか?


また性別の種類は大きく次のように分けられるとしています。

 

①法律上の性別(身体の性別)

②性自認(心の性別)

③表現する性(性表現)

④性的指向

※括弧内は杉山さんの言葉を私なりに言い換えた言葉でです。


上記のように性別には種類があり、それぞれの関係、あるいは無関係によって成り立っています。


 よく、トランスジェンダーの女性(身体の性別は男性)に対して、「お前ゲイなの?」という言葉をかける人がいます。


またゲイの方を全てオカマ(※蔑称)だと思っている人がいます。


これらの人たちは、性別の種類を理解出来ていません。


 「LGBT」という言葉にしても、表している性別の種類は別々です。


L(レズビアン)G(ゲイ)B(バイセクシャル)

性的指向

T(トランスジェンダー)

身体の性別と心の性別を表しています。


 この違いを理解していないと、前述のような言葉を発することになります。

無知であることを責めはしませんが、それらの言動は無知をひけらかす恥ずかしい発言だと思って欲しいですねウインク


 ちなみに私の性別を4つの分類に当てはめると、

①身体の性別:女

②性自認:女

③性表現:男

④性的指向:パンセクシャル(全性愛)

となります。


つまり、性表現が男であることを理由にトランスジェンダーではないかと悩んでいた過去の私は、この違いを理解出来ていなかったのです。


ちなみにパンセクシャルとバイセクシャルの違いは、性的指向が男女いずれかであるか、男女に限らないかの違いです。

(「全性愛」は誰でも愛せるというわけではありませんからねはてなマーク)


 LGBTに対する差別の背景には生まれ持った環境や宗教などが交錯しているため、差別を全く無くすということは難しいでしょう。


しかし、無知による差別的な言動は撲滅可能であると考えます。

少しでも無知な人が減ってくれると嬉しいですニコニコ


おすすめの文献↓

藥師実芳 [ほか] 著『LGBTってなんだろう? : からだの性・こころの性・好きになる性合同出版, 2014.9


少しイメージは変わりましたか?