さっさと馴れ初めだけでも書きあげたい…

食事を終え、程よく酔った彼女を車に乗せた。
「もう帰る?」
僕としてはどっちでもよかった。
顔立ちはいいが容姿も雰囲気も好みではない。
ましてやベラベラと「私、Sもやってたんです」「バイなんです」等といわゆる地雷アピールが多かったからだ。
ただ、運が良かったのか悪かったのか、その時僕は暇だったんだ。

「時間があるならドライブでもどうかな?」
と、誘ってしまった。
彼女は黙って頷いた。

とある夜景スポットに車を停めた。
エンジンを切り、真っ暗な静寂の中で話を詰めようと思った。
やる気が無いならさっさと撤退しないと時間の無駄だし、何度も会ってまで主従契約を結びたい相手でも無かった。

決着を急ぎつつも、曖昧な足りない言葉で反応を伺う…
相変わらず彼女は鉄壁ガールをアピールしながらさらりと交わす…
そんな事を繰り返し、業を煮やした僕は、
闇の中、ぐっと顔を近づけ彼女に問うた。

「優しそうな人が強引に迫ったら、君はどんな顔するのかな…?」

そう言って唇を合わせ、右手で強めに乳房を揉んだ。

だめなら駄目でいいや。逃げられてもいい。
拒絶されたら素直に送り返そう。
そう考えていた。

が、彼女はすんなり受け入れた。

「んっ…」

反応が…さっきまでの鼻につく態度とのギャップが…
なんだこれ…可愛いんじゃねーのかこいつ…

右手は止めずそのまま舌を入れてみる

「ん…!?ん…」

僕のスイッチは壊れそうな程にオンに入った。
こいつは絶対に俺の物にする…

唇を離し、目と目を合わす。
目をつむったからか暗闇に目が慣れていて彼女の顔がハッキリと確認できる。

いい顔してるじゃん…!!

完全にメスの顔になっていた。
これは…これはそそる…!

そのまま口八丁でホテルに連れ込んだのは言うまでもない…