そして私は5ヶ月目の妊婦。
AD君は1歳10ヶ月。
今年は私とAD君、二人の母子家庭状態となっています。
そんな中、フィレンツェで世界最大のメンズ・ファッションの展示会pitti uomoがあるのと、ベネチアの仕入先への訪問・打合せも兼ねて、6月に中旬にミラノ→ベネチア→フィレンツェ→ミラノと行くことに。この機会を逃すと、当分また育児で出張行けないから。
そしてISパパにも会いたいし、この数ヶ月でうんと喋るようになったAD君をパパに会わせたいし。
当初、還暦祝に私の両親をご招待して、一緒に家族旅行&ベビーシッターをお願い、なんて考えていたのだが、両親は仕事が休めず、私とAD君のみで行くことに。
仕事中はなるべくどこかにAD君を預けた方がいいのでは、と思い、旅行会社に相談したところ、ベビーシッター紹介可能なホテルがあり、一時間25~35ユーロでホテル内で子供を見てくれるとか。
見積が出ましたが、そのようなホテルは一泊7~8万円

ちなみにアメリカなどの大手ホテルには、キッズルームがあったり、という話ですが、ヨーロッパは殆ど無いそうでした。
一番の問題は、飛行機。
友達の話では、夫婦で交代して1歳児を3時間石垣島まで抱っこして飛行機に乗ったのも地獄だったとか。
直行便でも12時間、二歳以下は膝上で乗れば航空運賃無料、っていうけど、ただでさえ妊婦だし、妊婦でなくても12時間も抱いて座り続けるのは、私もAD君も辛いと思い、一人分の座席料を支払うことに。
と、ここまではある意味お金で解決できる話なんだけど、世の中お金では解決出来ない問題というものがあり、とても厄介。
二歳以下の子供→座席なし 膝上→正規片道航空運賃の10%+サーチャージ。
→座席あり 幼児運賃(大人運賃の約75%) 要チャイルドシート(車のカーシート)
二歳以上の子供→子供運賃(大人運賃の約75%)で搭乗可能。チャイルドシート不要。
AD君は7月生まれなので、6月のフライトではギリ、要チャイルドシートになってしまう。
そして、唯一のイタリア直行便ありのアリタリア航空ではこのチャイルドシート、なんと搭乗者が用意しなくてはならないそう。って、おかしくない?なんで旅行者がチャイルドシートを持ち運ばなくてはならないの?ただでさえトランクやらベビーカーやら荷物多いのに!(アリタリア以外の欧州系航空は同じく要持参が多いらしい)有料でいいから、貸し出せばいいじゃん?日系は事前予約でレンタル無料。
最初このチャイルドシートについての情報が航空会社のHP見てもよく解らず、旅行会社に聞いてもよく解らなかった(あまり利用者がいないって言われて)ので、アリタリア航空に電話してみた。そしたら、案内に従って進むと、「トラブルを避けるため、質問はメールかFAXで受け付けます」とのこと。仕方なく質問事項をメールしてみたが、3日経っても返事なし。「メールアドレス間違えたか?」と思って、FAXで同じ内容を送ってみたが、これまた3日経っても返事なし。そんで6日経った夜に、メールに「担当部署が違うので電話してください」って、同じ電話番号が書いてあった。。。
メールだし、同じ会社なんだから、担当部署に転送して、そこから返事くれればよいでしょ?
凄く不親切なアリタリア。
この6日間ですでに自力で相当調べつくしており、解ったこと。
・日本(3点留め式)では国際線対応のシート(2点留め式&欧米安全基準合格品)は殆ど売っていない。唯一?販売&規格を満たしていると思われるのが、EVENFLOのトリビュートのみ?買うと2万4000円くらい。
・成田空港とかでチャイルドシートのレンタルをやっているかと思ったが、やってなかった。不便極まりない。
・なんとか見つけたのが国際線対応のチャイルドシートのレンタル屋さん。聞いてみたら、国際線でも使用の実績あるとか。(航空会社によって違うのでよく確認すること)
この六日間で返事ないアリタリア航空に対しとても頭に来ており、最後の不親切なメールにキレて、他の航空会社にしようと旅行代理店のお姉さんにも頼んだのだが、結局他社だと乗り換えもあるのに1.5倍くらいの航空券代になってしまったため断念。2万4千円で買っても、アリタリアの方がもっと安いし。
とりあえずレンタルを利用して、と旅行代理店のお姉さんに相談してみると、「万が一、シートが合わなくて使えない場合は搭乗拒否の可能性があるので、念の為確認してください。電話で予約に進んでも、オペレーターに繋がりますよ」って言われた。
電話してみたら、予約窓口から質問を聞いてくれました。って、たまたま出てくれたのが、幸運にも旅行店通じて仮予約した時の担当者だったので、話スムーズで良かったのだが、「先日、チャイルドについてメールで問合せをいただきましたね」って、言われて唖然としてしまった。結局最初に送っていたメールは、このセンターに届いていたらしい。それなのに、メールにも携帯にも回答無し。どうなってるんだ、アリタリア。(もう呆れてFAXの確認はしていない)
で、子供の分も席を取り、国際線対応ベビーシートのレンタルを利用しての搭乗、の旨を伝えたら、「それでも、飛行機の機種や場所によってはシートが着けられない場合があるかも知れず、その場合は搭乗いただけないので、、、、まだ席は空いているようなので、シートを取らずに行かれてはどうでしょうか?空きがあれば、そこに子供さん座れますので、、、」
って、航空会社にまさかのシート無しを勧められた。
安全上2歳未満はシートが必要と言っておきながら、今度は着けられないかも知れないからシートなくてもいい、って。
そもそも、2歳以上はシートが要らない、っておかしいですよね?2歳の基準は何ですか?
2歳でも小さな子もいれば、大きな子もいる訳で。身長●●センチとか体重●●キロを基準にシートの要不要を設定するのは解るけど、年齢で区切るのと航空会社がシートを用意しないことは安全上間違っている、と思いました。
散々振り回されてアリタリアは大嫌いになりましたが、このアリタリアの担当者さんは、私が妊娠中なこともあってか色々気を利かせて手配してくれたようなので、シート無しで頼んだのでありました。とりあえず、イタリア行きは確定です。