―2日目

石畳みの道や樋川(ひーじゃー)を見て歩いた1日目の筋肉痛がやってきている中、
今回の旅のメインでもある首里城にやってきました!




高校の修学旅行ぶりに訪れて、とても懐かしい気持ちになりました。
当時はあんまりよくわからず回っていた気がします(笑)

なので、改めて琉球王国の歴史に触れてみることにした(*^-^)

入口には大きな守礼門(しゅれいもん)が現れた。
この門は2000年の時に、今じゃレアとなっている二千円札の図柄にもなったことで有名ですね。

どこかの観光客集団に案内していたガイドさんが言っていたのですが、
真ん中の通路は昔、王様しか通れなかったとのこと。
他の人たちはみんな左右の通路を通っていたらしい(;´∀`)



先に進んでみると、園比屋武御嶽(そのひゃんうたき)というのが現れた。
御嶽(うたき)というのはウチナーの神様が降りてこられる場所だという。
この首里城だけでなく、沖縄全体に御嶽というものが所々にあるようです!

村の神聖な場所やグスク(お城)の中に作られることが多かったらしい。
中には男子禁制の御嶽もあったとか。

地元の人たちが時々この御嶽の前に座って
お線香をあげてお祈りしている様子も見られました。



この首里城でも樋川(ひーじゃー)と少し似た場所があった。
写真の階段を上っていく途中にこんなものがありました☆



水が流れている龍の彫り物の奥には洞窟があって、それが水源まで続いているらしい!
昔の人たちは水を確保するために洞窟を掘ったんだそうです。

やはり沖縄では水が一番大切にされてきたようですね!



首里城はまるで迷路のようにくねくねと道が続いていました(o^^o)

沖縄だけでなく、日本のお城全体的になのかもしれませんが、
狭い城内を広く見せるために、または敵が迫ってきた時のために
正殿に辿り着くまで時間をかけるようにできていますよね!



これは日時計という琉球王国時代に使われていた時計だそうです。
この針の影で午前午後の時間を計っていて、太鼓でみんなに知らせていたようです。
太陽が出ない日には水時計で計っていたみたい(*・▽・*)



メインの正殿に入る一歩手前で再び御嶽が現れた。
首里森御嶽(すいむいぬうたき)というらしい。




御嶽ってこの門のことではなく、この一帯の森全てがそうみたいです。
ちなみに御嶽が先にあって、そこに首里城を建てたんだそうですよ●・ω・)

ここからは有料なので入場料を払って正殿へ★



雨が降ってきちゃいましたが、かなりご立派で広々とした光景でした!
地面の正殿までまっすぐ続いている赤い道は、浮き道というもので
王様など限られた人しか通ってはいけない道だったようです。

お城や左右の建物の中には、琉球王国時代に使われていた美術工芸品などが展示されていました。



首里城は戦争で一度破壊されてしまって、修復するのに大変苦労したらしい。
城内の資料なども残されていなくて、戦争で生き残った人たちに話を聞いたり、
昔の修理の時の記録を基に修復されたのだそうです。



じっくりと展示品を眺めた後は、首里城付近にあるレストランで
沖縄そばとタコライスの定食をモグモグ・・



雨が上がった沖縄の空を見上げてみると、
東京で見る空よりも近くてすごく美しく見えたのでした。