TODAY'S
 
学校では教えてくれませんが
「ひざを過伸展させるな」
ということ

 

こんにちは。きこうカイロ施術院の治療トレーナー、高田祐希です。
今回は「ひざ過伸展(反張膝)」にはならない方がいいということについて説明したいと思います。

 

日本人の男性に多いO脚

「ひざ過伸展」あるいは「反張膝(はんちょうしつ)」は、立っている時にひざが過伸展してしまう現象をいいます。
関節がとてもゆるい人には誰でも自然に起こります。
だからバレエダンサーや野球選手、水泳選手、卓球選手、新体操の選手、柔道など数ある競技でひざが過伸展している人を見かけます。彼らは日々トレーニングし、「鍛え上げられた筋力」も併せ持つので利点ともなるわけです。

そうではない一般の人たちに後に問題が起きやすいという事を知っておいて欲しいのです。

特に日本では女性たちはO脚やX脚、XO脚に詳しいですが、日本人男性は無頓着のように感じます。
「海外で男性アジア人を見かけO脚だったら日本人だ」と中国人記者が新聞に記事を載せたことがありますよ。
実際私もハワイで検証しましたが、間違いなくこの説は当たります。

O脚の定義は
・股関節の内旋
・回内足
・ひざ過伸展(反張膝)

この3つが組み合わさり、そしてひざとひざがくっつかないとすればO脚です。
O脚はひざ痛への第一歩と思っていいでしょう。
今回は特に「ひざ過伸展(反張膝)」を覚えておいて欲しいです。

正しく伝えるために文献を調べていたところ、このサイトで私が作った画像がまあ至る所で使われていることを発見。お役に立てているのだろうと思っていますが。

 

 

 呼吸器系にも影響が出やすい

ひざ過伸展で体重が後ろにかかっているとお腹を反り出す「前弯」の姿勢をとりやすいのです。
そして腕の位置も背中が丸く腕はお腹よりも後ろに引く形になりこれらの影響で、呼吸が浅くなりがちです。
胸の上部で呼吸するようになり体幹上部が緊張します。
深い呼吸ができなくなるわけです。

 

 

 Ⅹ脚の定義にもひざの過伸展は含まれます

ひざ過伸展はO脚だけではありません。X脚もひざが過伸展しています。
ひざが過伸展すると姿勢のバランスのとり方が変わるので、太ももの前や後ろ、殿筋、内転筋、ふくらはぎの深部の筋肉、足の固有筋などがあまり使えなくなりますから、それが何年も何十年も続くと体形が変わってしまいます。

「蹴り」が弱くなり、バネがなくなり、走るのが遅く、その他もろもろで呼吸器系にも影響します。
そしてなんといってもとくにO脚の場合、「脚が短く見える」・・・となります。
若い人は早めに知っておくべきだと思います。

 

 

動きを重ねる

体の動かし方はPCのショートカットキーに似ていると思います。
いくつかの動きを重ねると、ようやく目的の筋肉に力が入れられるのです。
体作りがうまくいかない人のほとんどが、最初や途中の「キー」から指を離してしまう(動きを忘れる)のです。

コンピューターに特定の機能の実行を指示する命令を「コマンド(command)」といいます。
(※特別攻撃隊員。奇襲隊員はcommando)
Windows OSでは、マウスを使って操作する代わりに、特定のキーまたは複数のキーの組み合わせで同じ操作が行える
「キーボードのショートカット」
というのがありますね。例えば

[Ctrl]+[C] でコピー
[Ctrl]+[V] で貼り付け

強制終了させるショートカットキー
[Ctrl]+[Alt]+[Delete]
米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ会長はこの3つのキーを同時に押すのは両手を使う必要があったから失敗だったと認めています。

どれか一つでも押さえ忘れがあると成立しない。
これは筋肉を動かす時も同じで
動きを重ねてようやく目的の筋肉が動きます。

 

 

 ひざ過伸展を治すには太ももを外旋させなければいけない

O脚の場合、前回(#3回内足にはなるな)でお伝えしたように
回内足を正しい位置にしたうえで、太ももを外旋させるのです。
そうするととたんに難しくなったでしょう?
さらにそこからひざとひざをくっつける動きも加わります。
トレーニングとは、このようにいくつもの動きを重ねていく練習です。

体のトレーニングがうまくいかない人というのはどこかを自分の今までの癖のまま、やりやすいように変えてしまっていることが多いのです。

 

 

 ひざを伸ばし過ぎていると 股関節を外旋できない

 

この後も詳しく説明しています。
よろしければこちらをご覧くださいね⇒「学校では教えてくれない(ひざを過伸展させるな)ということ」

 

 

 

YouTubeで動画をまとめて説明しています

 

一度見ていただけると嬉しいです。

 

 

 

運動のパフォーマンスを上げられるコツ
ずっと健康でいられるコツ
美しくいられるコツ

早めに知っておきたいと思いませんか?
私が知りたかったこと、知って驚いたことを皆さんに

伝えていきたいと思っています。