不妊と腎

「腎」は、性機能や排卵・月経などの生殖機能と関係が深い


「七情と臓器との関係 腎 」 
ここで恐れと驚きに
腎がリンクしていることを 書いています。

「陰陽学説って?」のところで 陰と陽のことを書きましたが、

腎の精気(腎精)にも陰と陽があります。

腎陰、腎陽といいます。

全部を説明しようとすると 大変です。

陰虚 と陽虚    これは中医学でよく使う言葉なので 知ってて損なし!

陰が弱まる「陰虚」・・・・症例 普段から体がほてる

 これは陰が弱まって 陽が強まるので「熱」がうまれるから。

陽が弱まる「陽虚」・・・・症例 体質的な冷え性

 これは陽が弱まって 陰が強まるので「寒」がうまれるから。

そして中医学では、腎の陰陽は「体全体の陰陽の元」

であると考えています。

つまり「腎陰は全身の陰の元」であり

腎陽は全身の陽の元」であるということ。

腎に貯蔵されている精は「たっぷりあればあるほどよい」のです。

だから腎精の問題は 全てが不足による問題です。

腎陰が不足する(腎陰虚)
     ・めまい
     ・耳鳴り
     ・腰やひざがだるい
     ・手のひらや足の裏がほてる
     ・心臓の部分がほてり、気持ちが落ち着かない

腎陽が不足する(腎陽虚)
     ・腰やひざが冷えて痛む
     ・体や四肢も冷える
     ・尿が少なくなる
     ・むくみ

そして「腎は水を主る」    体の水液代謝を受け持っています。
そして「腎はつばと関係が深い」
     つばを飲むという、ただそれだけの気功があります。
     (叩歯反舌咽津法こうしはんぜついんしんほう)
     つばは消化の脾胃と関係が深く消化を助けます。

糖質がからだのなかで 水をよぶこと
噛むということ(咀嚼そしゃく)、飲み込むということ(嚥下えんげ)

うちに来られた方は ご存知ですね。しつこいほどいいます。

世の中の情報にまどわされずに しっかり噛んでよく食べている人は
余計な 糖質を欲しなくなるようです。
ダイエットにも通じることですね。

固いもの?   かまなきゃ飲み込めないもの?
          うちでは キャベツ、大根、ごぼうを オススメしています。
          理由 いつでもあるし、1回買うと 当分もつから。
          それから  フランスパン! 

経絡にとらわれるより 下半身を鍛える! を念頭におくことです。