☆濃姫☆ | 白猫荘103号室

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『疲れてどうしようもなくなったら、この濃が殿を楽にして差し上げます。この刀で、殿の首を切って差し上げます』




この台詞、泣いた。
去年の年末に特番で放送されたドラマ『濃姫』が、実家のテレビのHDDに録画されていたのを見つけて、夜な夜な真っ暗なリビングでひとり見ていました。
もともと、歴史は女性が主のものが好きです。いかにして、武士の世を支えたかとか、いかにしてひとりの男性を愛したかとか。男たちの物語には、どんな話でも何故か全く惹かれず、テストに関係のない裏ストーリーばかり気になってしまって困ったものです。



信長が自分の首を狙う弟を殺したあとに、濃はもっと冷酷になれと言いました。
信長が弟も家臣も民も大切に思っているのを知っていて、なくしたものも野望も一緒に背負っていて、信長の強さも賢さも信じていて濃はそう言いました。
『弟を殺したわしにもっと冷酷になれというのか』
『足りません。』

このあと続く台詞でした。


なんちゅー包容力だろう。
久しぶりに胸を打たれました。
内助の功に憧れるがゆえ、Mを通してきたけれども()、どうやらワガママは直りそうもないなぁと思ってきた近頃でした。ゆきが残したご飯、食べてほしいしね。
それでも包容を差し上げられる女になりたいです。