水上家屋が残るレトロな漁村へ！大澳（タイオー）散策＆食べ歩き

香港のランタオ島の西にある古い漁村、大澳（タイオー）に出かけてきました。大澳は「棚屋」という水上家屋の集落が香港で唯一残る場所として有名ですが、撮影スポットにもなるそのアジアレトロな風景だけでなく食べ歩きなども楽しめる、半日観光にいい感じのところでした。

行き方

MTR東涌（トンチョン）駅まで行き、そこから11番バスで約40分。東涌のバス乗場はアウトレットの裏にあります。

休日の11番バスはこの行列。でも安心してください！バスはどんどん来るのでそれほど待たずに乗れます。この日は2台続けて来たので全く待ちませんでした。

車窓から見えたこのめちゃ眺め良さそうなとこにある建物、石壁監獄（Shek Pik Prison）という刑務所でした。なんか快適そうだな。。他にも長～いビーチや大きな貯水池など、トレイルが楽しそうな自然溢れる景色の中バスは走っていきます。

今回の初・大澳観光ではこちらを参考にさせていただきました。

香港在住日本人にはおなじみ、フリーぺーパー「香港LEI」！家にあったバックナンバーに大澳の案内ページがあったのです。もーこれ完璧。この1ページで食べ歩き全て網羅してると思います。すごく有難い。

大澳まち歩きスタート。橋とスタンバってる観光ボートが見えてきました。すぐ近くに水上家屋も見え、水路と生活が密着してる様子がよくわかります。

ちなみに大澳は一説によると「東洋のベネチア」と呼ばれているそうですが

ベネチアではない、と思う。行ったことないから断言は出来ませんが。

でもこの棚屋の並ぶ景色は東南アジアのどっかに来たみたいな異国感は感じる。香港じゃないみたい。

村の商店街へ。大澳名物の魚を干したものや海老ペーストが各店に並び、干物ストリートです。

手前の長いやつは鮫⁈飾り？部屋臭くなりそう、、

ハリセンボンちょっと可愛い～。見てるだけで楽しい。

干物色々。料理のダシや炙っておつまみなどに良さそう！詳しい人は楽しいんじゃないかな～。私はまだまだでございます。

干物を横目に目指すのはこちら。

大澳餅店（Tai O Bakery）の沙翁（サーヨン）。これが食べたかったの！

沙翁とはハワイのマラサダのような素朴な揚げドーナツです。

って、思ってたらマラサダってハワイじゃなくてポルトガルが発祥のようです。だからマカオにも沙翁（サーヨン）あるんですね。

熱々で外カリカリ中フワフワ。すごく美味しい！全然油っぽくなくて軽い食感です。1人1個余裕でいけました。あーまた食べたい。

吉慶街（Kat Hing Back Street）には他にもおかず系の美味しそうな食べ歩きフードがあちこちにありました。とは言え街並みはのどかで、おばあちゃんが店番してたり、ゆったりとした島時間が流れてます。

普通に魚干してます。カバーしててホッ。工場で加工とかではなく、歩いていると集落のあちこちでこんな風に人の手で加工している様子が見られます。

もう一つの橋。この周辺から見ると、本当に沢山の棚屋で人々が普通に生活してるのが良く分かる！

ベランダ？でお花育ててたり、音楽聞いてたり。ジロジロ見るのはばかられますが、部屋の中興味深々。ここも私達が住んでる高層ビルだらけの香港と同じ香港なんだな～と思うと不思議な感覚。

吉慶街、吉慶後街あたりはウォールアートが所々にありました。↑写真に「大澳芸術活化計画（ちょっと違うけど）」みたいな垂れ幕が写ってますね。より観光活性化するために今後も増やしていく計画なのかな。香港全体でそんな動きがあるのか、ここに限らず結構シャビーな村にもウォールアートあったりします。

これなんて水道メーター？にもちゃんと描いてある芸の細かさ！絵はこれ位さり気ない方が大澳には合ってる気がする。

涼みたくてふと入ったお店で試飲したハーバルドリンクが美味しくて購入。これはバタフライピーとレモン、ミントなどを混ぜたお店の手作りだそう。美味しくてヘルシー、冷たくて最高。台湾とタイのお店で全然大澳じゃないけど笑　他のお店でも（多分）オリジナルの中華系ハーバルドリンクが並んでいたので、飲み比べも面白いかも。