こんにちは。ゆんたくシーサーRadioのソラジョ、０G女子のゆかりんこと
上原由佳利です。ゼロG女子の由縁は、無重力実験に参加した経験があるからです。
どうぞ、宜しくお願いします(*^-^*)
第2次世界大戦における大東亜戦争の敗因は、日本は連合軍に比較して情報戦を重要視
してなかったと言われています。
しかし、日本は欧米諸国と比較して歴史は古く、数多くの戦いを経験している国です
戦国時代は全国各地に武将が群雄割拠して戦いが繰り広げられ、最終的には徳川家康に
よって天下泰平の世に繋がっていきました。戦国は、負ければ武将や侍たちの首が飛ぶ時
代だったので、あらゆる情報戦を駆使していました
戦乱の中の情報は、一国を左右するほど重大なものとして認識されていました。
スパイに相当する間者はもちろんいましたし、二重間者、乱波(らっぱ)、透波(すっぱ) (他国に忍び入り、夜討ちなどをする集団)、むかで衆(伝令)、くさかまり、ふせかまり（共に忍び物見）
などを使って錯乱させたり、流言を飛ばして相手方の諜報機関を混乱させました。
だいたい、流言の種を撒くのは内通者も多かったようです。
これらを扇動して敵国内を動揺させていました。
陣僧は、普段は従軍僧として仕えながら、戦勝を祈願したり、死者を弔うことをしま
したが、戦場を自由かつ安全に行き来することができたので、大将の側近にあって敵方へ
使者として派遣されたり、文書作成、情報収集などに従事させていました。
使者として、使僧はどの武将も使っていました。
影法師、影武者も立てられました。武将の影武者を作って先頭に置き、本物は安全に守
られたところで戦略を練っていたりしました。武田信玄は晩年結核を患っていたので、よ
く影法師を使っていました。敵を欺くためにはまず味方を欺く、とも言われていますが、
信玄の影法師は極々側近しか知らされませんでした。
また、婚儀も、家と家を結び、国と国を結び合わせる儀式でもあるということを念頭に
おかれて戦略的に行われていましたし、何よりも強い相互接近の証明であり、嫁取りは国
盗りと同じ、戦の一つであるとも認識されていました
昨日まで血みどろの戦いをしていた敵の武将の首を取り、その娘を正室や側室にして、国と領民ごと吸収してしまうということもやっていました。
戦国時代の女性は、戦略の駒にしか過ぎないと言われたりします
が、一兵卒も失わず、和平を結ぶことができるほどの力を持っていたとも言えます
経済戦争も、最も重要な戦術の一つで、相手方の金山を抑えたり、錬金術師を捉えて自
国の金山に従事させたり、鉄砲などの武器を輸入するため、港の占領もよく行いました。
合戦そのものをお金で買う、ということもありました。多くの人材を失ったり、血を流
すよりも安上がりだと見た時は、金を惜しむな、人を惜しめ、時間を惜しめといわんばか
りに、金山や豪商を抱えていた武将はむやみに武力行使はしなかったのです。
戦いは、強いだけでは勝てるものでない、と戦国時代の武将は知っていました。
戦略戦術を無数に持っており、先手先手を取るために常に側近たちと手法を巡らせてい
ました。その中で、多くの人を生かすことができる武将が、続く戦乱の中で成長し、将の
器を練っていくことになりました。
人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なりーこれは武田信玄が若いころから
数多くの合戦を経て掴んだものです
およそ将たるもので人の心を読めない者は、戦国時
代を生き抜くことはできず、その資格を失っていきました
信玄は、戦国時代きっての戦略戦術家と知られていますが、信長、家康も単独では信玄
と戦うことを避けるほど恐れていましたし、家康は、勝頼の代になっても徳川軍単独では
戦うことをはしなかったのです。
信玄は、勝つ公算のない戦いはやらない、石橋を叩いて渡る武将で、戦を起こす前に、
敗北した場合のことを考えてからかかる男でした。極めて計算高く、用心深く、先から先
を考えて次から次へと手を打っていました。
山本勘助など有能な間者を多く使い、工作、細作、諜報活動を盛んに行って、敵将の器
を測りながら、敵方に内通者を作り、流言、扇動活動も十分に行い、兵站と兵站を運ぶ補
給路も複数抑えてから、初めて軍事行動を起こしていました
兵法の極意は、戦わずして勝つ、と言われていますが、言い換えると、あらゆる手法を
駆使してどこを攻められても負けないという公算を立てること、とも言えそうです。
信玄は、人を作ること、人を治めること、それが富国強兵の根本になるのだと気づき、
領民、家臣の権利、義務、身分の保証、年貢、婚姻、通貨に至るまで条に盛り込んだ甲州
法度を作り上げました。戦いそのものが目的ではなく、全国統一の合戦を経る中で、日本
独自の哲学思想を練り上げてきた歴史があったのです
【武田信玄 甲府市HPより】
【武田二十四将 甲府市HPより】
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