とある会場で

能面の展示を
外国の方に説明するのに

これはレプリカですから

と話していた方があって
私の周りでは
かなりの怒り爆発でした。

能面は基本60種類ほどがあって
能面を打つ
という時には
古くからある名作である本面を写す
ことを差します。

レプリカというと
大量生産のようなコピーなわけで
そこに魂はありません。

写すというのは
その作者が見ようとしていた方向を
追いかけることだと思います。

日本古来からある
物事の極め方を表す言葉に
守破離
という言葉がありますが
そのための行為であって

と言ったって
ただ猿まねするのではなく
その技を見せてもらうような行為なのだと思います。