先日、夕方のニュースの特集で

「若年性認知症」

を取り上げていました。


我が家は

主人の母がアルツハイマーを3年前に発症


父も他の家族も気が強い方でしたので

母はあまり表面的には抵抗することなく

「私はアルツハイマーなのね。。」と


けれども、変わったのは周りでした。

母が父に連れられて病院に行く途中

はぐれて帰ってこられなくなったのです。

そうしたら、

父は

「いったい何やってたんだ!」

ってどなるし

母の姉は

「こんな夜遅くまで、新宿でいるような子じゃなかったのに。。。」

っていうし????

これがまた、本人の症状を進めてしまうことになるのですが。。


ある日、

電話を入れてみると、父すら出ず

心配して見に行ったら

血の海だったことがあります。

どうも、母が階段で転んだらしいのですが

びっくりして、相当うろうろしたあげく

意識がはっきりしなくなってしまったようなのです。

駆けつけた時には

父は、ショックで当分口が利けませんでした。


それからです。

父の認知症が始まりました。


テレビで見て思いました。

本人は認めたがらないのです。


年配が上になりますと、それこそ

ボケる=悪だと思っていますから

その抵抗は大変です。


テレビで取り上げられた方も

入院なさっている方が多くいらっしゃいました。


我が家も二人とも入院しています。

いつもいつも会うたびに、家に帰りたいといいます。


きっとね。。たくさんの方が

つれて帰ってあげればいいのに。。。

ってお考えなのだと思うのです。

でもね。

どうか、家で見るのが病人のためにも一番だ。

って、介護中の方に言わないでいただきたい。

蓄積するのですよ。。

病人がいる状態は

それは、病状のためには我慢し続けなくてはいけません。

情があればあるほど

それはキツイものなのです。

そして、そのような環境は病状を進ませることになります。


なんとも説明するのもつらいことではありますが。。。


どうか、

介護中のみなさんが

やさしい気持ちで体も心も健康でいられますように

心から祈っています。