ブログを放置すること、・・・思い出せない程長く。

 

久しぶりにアメブロのページを開きました。

 

今 フェイスブックで、ブックカバーチャレンジに挑戦中なのですが

1日1冊 表紙の画像アップするだけ

というのが、もう 物足りなくて・・・こちらにもアップしにきました。

 

今までにあげたもの

1日目

氷室冴子特集の雑誌

氷室冴子の本は、なんて素敵にジャパネスクは勿論、原作を担当されたコミック ライジングや

エッセイに至るまで かなり読んでいます。特に なぎさボーイ 多恵子ガールが好き。

恋する女たち シンデレラ迷宮、シンデレラミステリー 

 

シンデレラミステリーのラストは何度読んでも泣く。

遅筆で、ファンからファンレターで脅されたなんて書いてらっしゃったけど 晩年はもう

作品を書いてなかったのね。

銀の海金の大地も冬のディーン夏のナタリーも、未完なのが悲しい。

生前にご自分で遺影から何からすべて手配されてから逝かれたそうです。

沢山の作品を遺してくださってありがとうございました。

2日目

新井素子編集のショートショート集

新井素子も好きで、星へ行く船シリーズ ブラックキャットシリーズ 

なんといっても絶句 二分割幽霊綺譚が好き。ホラー要素が入り始めてからは

疎遠に。

3日目

原田泰治 私の信州 画集

長野の道の駅で売られていた本。普段買わないジャンルの絵画集。

特に、原田さんの絵は 買うほど好きというわけではなかったのに、なぜか

欲しくなって衝動買い。眺めるほどに味わいがあり、心が癒される絵で、今では大好きに。

4日目

杉浦日向子 エッセイ集

「コメディーお江戸でござる」見てました。杉浦さんの解説が楽しみでした。

江戸愛溢れるこのエッセイは、さらっと読めてしまうお茶漬けのような作品ですが

心に染みる味わいがあります。ふっと江戸時代は良かったなぁ なんて思ってしまう

くらい、江戸時代を肌感で味わえるのが魅力です。

 

5日目

三浦しをん 

三浦しおんは、最初 なんか読む気がしなかった作家さんでした。多分、名前がいかん。今どき~って感じで。

最初に読んだのは「風が強く拭いている」で頭を鈍器で殴られたぐらいの衝撃。面白すぎ。

で、これは敬愛する山田ユギがコミック化していて、そちらとほぼ同時に読んだ作品。どちらもいい。

全然邪魔していない、それぞれの味もあって良かったです。

あと三浦しおんはこういうエッセイも書いています。更に愛せます。

これ本当にあれ書いた人か~??っておののくこと間違いなしの抱腹絶倒エッセイでございます。

6日目

菊池寛

次の作品、がらっと変わって菊池寛。

 

北村薫の六の宮の姫君という作品を読んで、菊池寛に興味を持って手に取った短編集が面白く

半自叙伝を購入(読み途中)

 

説明しやすいのはこれでしょうか「恩讐の彼方に」

テンポよく、力強い そして読みやすい、ぐいぐい話の中に引っ張られる。ものすごいエネルギーを感じる作品。

菊池寛は とにかく徹底した人だったと言うエピソードがあるけれど、うなずける作品。

菊池寛が今読まれないでいるのは、勿体ない。

 

7日目 北村薫

偶然学校の図書館でこの表紙に惹かれて手に取った本。高野文子の描く主人公がいい。

最初北村薫は覆面作家だったので、ずっと女性だと思っていたのが、ある日テレビで

北村薫は中年の男性だと知ったときは 思わず叫んだね。うっそだろー!そのくらい

主人公の女の子がリアルに描かれている。ここから北村作品の魅力の虜となり

手当たり次第に読み続け その流れで宮部みゆきにも手を出していくのでした。

これはまた、若いころに読んでもよし、私のように中年になってから読むもよしの素晴らしい作品です。

主人公が転寝から目覚めると何故か25年の時をスキップしてしまっていて・・・

起きたらもう、夫も子供もいる、ついさっきまで教わっていた自分が教壇に立って教える側になっている。

そんな凄いショッキングな事態に、彼女は臆せずしっかり両足を踏ん張って立ち向かう。

戸惑う家族も、徐々に彼女の心の若さやしなやかさに触れるうちに変わりだす。

 

自分の身に起きたらたまったものじゃないけれど、ありえないと思うよりも、感覚的に主人公に共感できる。

今生きている瞬間を、愛おしく思える作品。

 

解説書かないとさー、なんか物足りないじょってことで

(これは一条ゆかりの口調がうつっている)書いちゃった。

 

これでどうよ。

だからなんだよ、画像多くて重すぎるよ。

たはは。