いきなり短編SHINee「見えるもの」 | おにゅうな輝く日々★SHINee Days

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ゆののです。
SHINee テミン溺愛オニュペンです。
でも5人全員大好きです♡
カプー萌えが趣味で、オンキー、オンテム、ヒョニュの妄想小説も書いてます。
BTSも好きで、グク溺愛ジンペンです。
よろしくお願いします。





見えるもの
보이는 것



僕は夜中に

ふと目が覚めた。


誰かに呼ばれたような気がしたけど

夢?

いや、雨の音だ。




隣では、愛しい人が眠っている。

彼は、とても幸せそうだった。


木の巣穴の中で

たくさんのどんぐりと眠るリスのように

安心して満たされている。



僕は半身起き上がって

窓の外を眺めた。

時計の針は夜中の3時を目指し、

コツコツと忙しそうにしていた。


誰もいない黒い路地。


目の錯覚なのか、

揺れる影にハッとして見るが

もちろん誰もいない。


いるわけない、か……


空を見上げると

どんよりした雲たちが

せっせと雨を落とすためにがんばっていた。


昔の僕たちみたいに。


余裕もなく

ただがむしゃらだった日々が

今は懐かしい。



僕は深呼吸をして

温かい彼の横に、また寝そべった。


眠っている彼を見るのが好きだ。

なんとも言えない

安らかな気持ちになる。


「ごめんね……」


僕は声に出して呟く。




「がんばってるよ」

「大丈夫だよ」

「ちゃんと僕が守るよ」

「でも会いたいwww」


寂しい気持ちを俺以外の人にも

素直に伝えられるようになったのは

君が大人になったのかな。笑


君は、君を愛して。

君を一番大切にできるのは

君しかいないんだから。



僕も、僕を愛そう。

君を愛するのと同じくらい

君が愛してくれる、僕を愛そう。




「……起きてるの?」


「んー……」


「寝ないの?」


「……んー、大丈夫寝るよ」


「ちゃんと寝なきゃ…だめ……だょ……ぐぅぐぅ


「……んー。笑」


君は、僕の手をゆるく握りしめながら

天使みたいにまた眠った。

昔からずっと変わらない

僕の可愛い天使……


僕の目に見えている

僕のゆるぎない幸せ。


「愛してるよ……」



さっきまで路地でゆらゆらしていた影が

ゆっくりと立ち去って行った。


雨はいつの間にかやみ

闇が白く明け始めていた。








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