『あれ?肉球いたい』
ムソクが前足を擦る
『…ん…イタがゆい』
『雪の中ではしゃぐから寒さにやられたんじゃにゃい?』
イタがゆいよぅ!
イリョンさんとおとうしゃんが雪かきを終えて家に帰ってきた
『おとうしゃーん 手と足がイタがゆいー』
『おぉこりゃ…アカギレだ…まぁ普通はお前の住むところに雪なんか降らないからなぁ…』
おとうしゃんはムソクの手と足を擦ってやった
『にゃ~いたい!痒い!』
半べそのムソクの手にクリームを塗った
ヒンスクも我慢している顔だ
洗面器にお湯を張りムソクとヒンスクの手や足を温めてやる
『雪の中ではしゃぎすぎたかな?』
ムソクは雪で遊べないとしょんぼりした
『仕方ないだろ?おとうしゃんがなにか考えてやるな?』
『にゃんか手が大きくなってにゃい?』
『う…僕のおててが…』
ぐすんと鼻を啜った
『大丈夫だよ ムソクの手は可愛いよ』
『ヒンスク、お風呂沸かしていいかい?』
お風呂に入って良く揉んだ
『はぁ…温かいね~尻尾ピンッてなっちゃった(笑)』
『雪って楽しいのにな…つまんないな』
午後からまた遊びたかったのに