カサブランカ | バンビとイチゴの物語

バンビとイチゴの物語

可愛かったりましめなホミンです

Y


僕は泣いて泣いて…気がついたら小さな手が僕の手を握っていた


それは僕の知っている目で 指で

柔らかな髪で

僕を見上げていた


『あげる』

僕の手に握らされた花の種が

バイバーイ


走ってゆく後ろ姿がまた逢えた…って胸が高鳴った


そうか…待てばいいのか


待てば また 逢える…