2月に僕の故郷、静岡県の島田氏でガレキ受入れ騒動を
巡って、大規模な反対運動が起きました。

賛成派と反対派との間の感情的な対立になってしまったため、
これを解決するには、正しい放射線の知識を知ってもらうしかない、
そのためには、小中高で「放射線学」の授業を行ってもらうことが
回り道かも知れないけれど、唯一の解決策だと考えました。

島田市の参与と教育長に説明して同意を得たのち、
7月には、小中学校の先生を集めて、放射線に関する講習会も
開催しました。

その後、島田市の理科の先生を中心に学習指導要領がつくられ、
(私も少し意見を言ったりして関わりました)、そして今日、
島田市六合中学の2年生で、初の「放射線学」の授業が行われました。

多くの小中学校の先生が参観し、NHKや静岡新聞など報道関係も
カメラを回す中で、50分の授業が行われました。
放射線を実際、「観る」ために簡易的な霧箱も準備され、
中学生たちが自分の目で、放射線(の軌跡)を見ることもでき、
授業は大成功だったと思います(N先生、お疲れ様でした)。

第1回目に授業に立ち会わせてもらって、本当に感動しました。
今年中に、島田市の全中学で、3回続きの授業が行われる予定
です。また、小学校でも4~6年生に授業を計画しています。
現場の先生の御苦労は大変なものと思いますが、僕も可能な限り
協力と応援をしてゆきたいと思っています。