私事ではありますが、今日で40才となりました。
アラフォーからジャスト・フォーティーへ。
最近、確かに体力の回復が厳しくなってきたような気も・・・^_^;
でも、気持ちくらいはこれからも若くありたいものです。
そんな今日、ちょっとした“切ない”出来事がありました。
今朝、地元で朝街宣(その後岡山空港)へ向かうために家を出るときに、いつものように妻がいま1歳4ヶ月になる娘を抱いて玄関まで見送りにきてくれたときのこと。
これまでなら、娘がカタコトで「バーバー(バイバイのこと)」といって手を振ってくれていたのが、今日は珍しく私に抱っこしてもらいたがったので、少しの時間だけ抱っこして、すぐに再び妻に抱っこしてもらい、
「じゃあ行ってくるね。」
といって出かけようとしたら
『行かないで!』
といった表情で泣き出しそうになったのです。
そんなことは初めてだったので、嬉しくも、切ない気持ちで家を出たのでした^_^;
さて先週金曜日に、国会で社会保障と税の一体改革特別委員会にて質問に立ちました。
テーマは「子育て支援」。
まさにこのゆずパパ日記にぴったりのテーマでの質問となりました。
大きく3つのテーマ(保育園整備で待機児童解消、予防接種法改正でワクチン後進国からの脱却、イクメンプロジェクトの加速・拡充)で質問しました。
詳細はゆず日記の方にありますので、そちらをご覧いただければ嬉しいです。
ここでは「イクメンプロジェクト」に特化して述べてみようと思います。
「イクメン」という言葉が世の中にブレイク(普及)したのは、一昨年の2010年の流行語に選ばれてからではないでしょうか。
実は、2011年の男性の育児休業取得率は1999年の調査開始以来最高かつ前年比倍増近い2,63%となっています(厚労省、雇用均等基本調査の速報値)。
また出生率は2010年に2年ぶりに上昇に転じています。
私はイクメンの普及、男性の育児休業取得率、出生率の間には一定の相関関係があるのではと思います。
つまり、イクメンの普及で女性で2人目の壁を乗り越えようと思う方が増加し、実際に出産後に男性が育児休業を取得、という流れです。
さらに改正育児・介護休業法施行でお母さんの育児休業中に、お父さんが一定期間育児休業を取得すれば、2ヶ月育児休業が延長できる「パパ・ママプラス」の施行も上記の後押しとなったと思います。
もちろんその他にも、我々団塊ジュニア世代の女性(かつミレニアム婚組)が出産適齢期の後半かつ世の中のイクメンブームなどと相まって、上記のような数値が現れたとの分析も可能かと思います。
それと、出産の「2人目の壁」について、注目すべき、かつ恐るべき調査結果が最近出ています。
子どもがいる夫婦の「夫の休日の家事・育児時間別」にみたこの8年間の第2子以降の出生状況調査(厚労省)によれば、6時間以上の家庭と0時間の家庭とでは、なんと!「7倍」もの格差があるとの結果が出ています。
つまりイクメンの家庭と、子どもの顔を見るのも寝顔だけ(子どもが寝た後に帰宅し、起きる前に出勤)のような忙しすぎるお父さんの家庭とでは、2人目の子どもが生まれる比率に7倍もの格差があるということです。
私も他人事ではありません。
せめて、週末国会から地元に帰って、1歳4ヶ月になる娘の顔をみれる時には、と娘をお風呂に入れたり、離乳食を食べさせたり、寝かしつけたり“イクメンパパ”目指して奮闘中ですが(普段、毎日こうした子育てをしてくれている妻や世の中のお母さん方に感謝かつ脱帽です)、それでもたぶん帰宅後に娘と過ごせる時間は3時間程度と思います。
うーん・・・。頑張らねば(^.^)
そもそも、いまなぜ消費税論議が国会で行われているかといえば、日本が世界で一番の長寿大国となった一方で、長期人口減少社会に突入し、かつ国と地方で1000兆円の借金となっているからです。
それがデフレ・円高とも相まって負のスパイラルから抜け出すために、今国会で議論しているわけです。
そこで「イクメンプロジェクト」です。
せっかく速報値で男性の育児休業取得率が過去最高を記録したのだから(それでも希望する男性は30%もいる!!)、この機を生かさない手はありません!
ヨーロッパでも出生率とイクメン率は正の相関関係であることは実証されています。
出産・子育てはもちろん強制でも何でもありませんが、長い目でみれば、少子化対策は経済政策としても財政再建施策としても大変重要かつ効果の高い施策でもあります。
ぜひ党派を超えた「イクメン議連」を立ち上げて、これは既婚未婚や子ども・子育ての有無に関りなく、皆で知恵を出し合って、育児支援を前進させていきたいと思います。