この大工道具の伝習研修は、県下工業高校の大工道具を使う建築科とインテリア科の先生を中心に行われている研修で、講師を務めて6年目になります。今回は、いつもの高校と違う高校で二日間一泊泊まりの講師でした。
 
私が教えるのは大工道具お刃物の取り扱い、中でも一番難しい鉋の研ぎと調整です。
最初の頃から比べると各段に先生たちのレベルが上がり、レベルが上がった先生方が他の先生のレベルを上げ先生皆さんのレベルが上がっています。
研ぎ上げ、台を調整した鉋はだれが見ても切れている鉋です。
画像は研修の風景
 
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参加者11名のうち1名はこの高校の生徒さん、この削り華は、その生徒さんが日ごろ使っている鉋を研ぎ調整して削ったもの。
研いでいる手が決まっています。指導する先生のレベルがうかがえますね。材料の長さが短いのでこの長さですが、材料が長ければそれれだけ長い削り華がでます。ちなみにこの生徒さん、ある全国大会の木材を加工する競技の優勝者です。
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