清水大会から帰ってきて1週間、夕方仕事の切がついてボチボチ手持ちのヒバを削っていました。
以前は数本しか削ったことがなく、今回のように時間をかけて削った事無かったのですが、いやいや全部削ってみると、見ただけでは分らない性質が見えてくるのです。
引きが重いもの、横に力を入れると網目に裂けるもの、削り華がなぜか荒れるもの、もちろん、しなやかなもの。
それぞれを、見た目で当てはめる事は不可能、。年輪見ても色見ても、そこそこいけるぐらいは分るのですがね。
見極めるには、ほんと一本、一本限界に挑戦しながら、時間をかけるしかないようです。
なので、とりあえず、削った結果から三本選んで、たわまないように厚みを増しました。

画像は、工房と塗装市室の間にある4畳ほどの工具、塗料などの保管部屋、仕切り戸の上に削ろう会用の削り台や削り材を保管しています。
削り材は、経験と他の削りストから聞いた話から、自分で集めた米ヒバ。
何度も失敗しながら経験を積み、忙しい中で時間を見付けて材木屋に通った成果と思っています。お金も使ったな、、、、
限界に挑戦するって、何かが欠けては難しくなります。研ぐのも腕、台の仕立ても腕、削るのも腕なら、材料を見極めるのも腕、メンタル面もね。
