画像は一月ほど前に京都の長勝さんから頂いた鋸。
縦側はつぶしてある、つまり横切り側で縦、横、斜め挽けるような目立て、そして私が硬い楢を切ると知って折られるので、硬木向きに鋸研ぎしてある。
「手柴君(私)に送って恐縮しないように」と、割れが入った商品価値の無い鋸を修理した鋸送ると、
もちろん、挽いてみなさいとのこと。
そう電話を頂いた時には、下りる感触と挽き切った後の木の断面が想像できた。
挽く木は楢で、斜めに当てる、
一番手前は横引き目があり、手前から全部使って挽き始める、メモに手は添えなくて良いと、つまり逃げないのである。
硬い楢でも下りる感触は少なく早く下りる、、、、、切り落として切り口を見ると、、、、なんでこんなに綺麗なの???
続いて縦を挽く、硬い木を挽くと感触が強く伝わるのだが、挽く感触は少なく良く下りて行く。
分っていたのだが唸ってしまった。
後日感想のお電話をした時、私が話す言葉は分っておられた。
無論、当方でもお願いすることになる。
当方には昔の鋸が多数あり、これを長勝さんにお願いした、昔の鋸なので物も悪くなく、価格も思われるほど高くは無い。
画像の鋸の背後にある鋸は今回入荷の長勝さんが鋸研ぎ(目立て)した品、近いうちに掲載します。

それと、今日入荷した清久の鑿類、逆コテは初めての入荷なので予約が入っていません。
縦に置いてあるのは、田斎作の逆コテ。玄能は浩樹丸180
曲尺は梅田のセンチ目で、裏は大工用の角目、丸目入り、これで在庫は100本は軽く超えた。
