少し前の画像になりますが、自宅の建具建て付けの画像。
 
現在自宅の40枚の建具中13完成、、、時間がある時少しづつ製作しています。
家具職人暦現在20年、その前は建具職人12年。
建具の建て付け滅多にしないのですが、建具を前に道具を持てば20年前の自分に戻るから不思議です。
体が覚えてるんですね、そして、枠にあわせ、敷居に立てると、どこを削るかとか瞬間的に把握して体が動くんです。20年経っても建具職人染み込んでいます。
 
父方の祖父が始めた建具屋、、、、母方の祖父がやってた指物師、、、池にかかる太鼓橋も作っていたとか、
そんなDNA受け継いでいるなと思います。
 
しかしながら、それの足を引っ張るのが、老眼ってやつで、、、、戸首の鋸入れで位置決め中、見え難い、、、、
 
使っているのは、本目立ての9寸両刃鋸、、、、、見えませんが、、、、、
建て付けは、替え刃式を使いたくないのです、下がる感触が良く分り微妙な手の返しなど伝えやすいから。
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手袋をするのは、手の甲を冷やさないため、冷えると手の動きが悪くなるんです、、、、
指を出すのは、道具を持つ感覚を鈍くしないため、、、、人それぞれでしょう。
戸首の厚み調整と言うか、仕上げを作里鉋で削り中
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傾きは戸車で合わせてあるので、最後は枠付きを鉋で合わせます。
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建具やってる方ならアレッて尾も割る部分は、下桟が大手縁まで伸びて、框を隠しているところでしょうか
自分的に框の下のコグチを削るのを避けたいからです。鉋の刃持ちが悪いので、、、、まあ、Vなので、滅多に削らないのですがね