メープルのテーブルは脚周りの仕上げが終わり、いつでも組み立てられます。
しかし、ハードメープル、ハードと言うなのとおり、硬い、粘っこい。アマチュアの方がこれでテーブル作ったら、後悔するほどの硬さ。仕込みの緩い鉋なら、削れる瞬間刃が動くほどでしょう。
イメージ 1
 
今日は天板の板接ぎの準備。
粗削りしておいた板を並べて、どの面を上にするかを決め、その面を手押し鉋盤でゆっくり削り逆目を止めながら平面を出します。その後、裏面を自動鉋で削り厚みを揃えます。
 
木表を内側、木裏を外側にします。外側の木裏は、蟻桟側に押さえられ平面を保ちます。
もし、木表を外側に使うと、蟻桟から浮こうとする力が働きます。
そのあたりも考え、木表、木裏、どの板のどちらを上面にするかを決め、木目の流れ、順目逆目、光の反射による色の変わりを綱領したりして色々と組み合わせて剥ぎ合わせる順番を決めます。
イメージ 2
最後は剥ぎ目を造りますが、ここで仕上がり巾も決めます。
剥ぎ目は片側にクランプをかけて、向こう側が開かないように剥ぎ目を削ります。
向こう側が開けばどこかが膨らんでいると言う事です、反対側にもクランプをかけなおし確認しましょう。
イメージ 3