今日は朝からお客様から依頼の直ぐ使いを4丁行いました。
最後の4丁めはこれ、貞時作の 高炭素鋼貞時千尺、これは一枚台仕様に変更での仕込みです。
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1枚台は鉋の裏と台の刃が命、スピーデーにと言う訳にはいかず、このあたりからゆっくりと刃口に近づけ、同時に刃口も少しづつ広げ、同時に台の下端も造っていきます。向こうの法はピンボケですが、刃口は真っ直ぐ開いています。
 
今日はこのあたりで止めておきます、続きはまた明日、あわてずあせらずに。
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刃口はこの刃口口切鑿で紙一枚づつ広げていきます、一枚台のコッパ返しはできるだけ狭くするのですが、狭くすればそれだけ鉋屑は引っかかりやすくなります。スムーズに鉋屑が出るように正確に刃口を切るには、勾配を決めた冶具に沿わせて刃口口切鑿で切っていきます。
 
鑿の角出少しづつ広げます、最後は真っ直ぐに突いて仕上げます。
 
この鑿のコーナーはこちら→口切鑿
 
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