前回の画像で脚のクサビ穴が見えていますがその部分の加工です。
 
同じ穴を反対側にぴったりと開けます。その作業を4か所ですから、全部で8箇所に正確な穴を開けなければなりませ。そしてクサビを抜いたら見えますので綺麗に開けます。
 
そんな時はやっぱ治具でしょう。四角い穴の治具は四角い穴を開けずに、木を組み合わせて四角い穴を開けます。
材料は硬い楢が良いです、硬いのでルーターのベアリングがその部分を何度通っても崩れません。
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本来はハタガネで締めるのが筋ですが、手元にあったんでFクランプ使いました。
 
治具の段差、基準点になるように長さを切って、できた治具を使って、クサビ穴の位置を略式で記し、下穴の丸い穴を開けます。
 
下記の画像の治具の手前の部分は足の裏側を加工する時には、フェンスの出を逆にします。
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治具をセットして、ベアリング付きのルーターで穴を開けます。
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治具を使っていますので罫書きの必要もなく、角が丸いですが正確な大きさの四角い穴が正確な位置に開きます。鉛筆の印は下穴の位置出しのためで、白柿の罫書き線ではありません。
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あとは残った角を角鑿を使い、鑿一差し残し取ります。
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残りはもう一度治具をセットして鑿で角の残りを差して取ります。
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 深さは4センチはあります、8か所のクサビ穴の中をきれいにそして正確に開けるにはこの方法でしょう。
 
白柿での罫書き作業も8か所省けます、治具を使うので穴の位置の誤差を出ません。