タマゴ椅子の製作途中です。
タマゴの殻の上下の割れ目をつなぐ丸棒の穴明け作業です。
 
短い距離に三本の棒を通す穴を板のコグチに6個開けなければなりません。
そんな訳で、ボール盤にガチガチにジグを固定しています。
 
左足で踏んでいるのは、エアーダスターのフットスイッチ。
これを踏むと切削で出てきた屑を飛ばします。
それと、往復させながら抜いて時々先端も冷却します、楢のコグチを切削するのですから、発熱量はじかなりあります、ハイス錐でなないので、温度が高くなると欠けることもあります。
冷却したほうがいいですね。
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オレンジのホースの先端から空気が吹き出ます。
中には、太い針金が入っており、高圧力で出てくる空気の反動に耐えて、切削部分に空気を吹き付けます。
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このボール盤は、ポンコツに見えますが、高い精度を保っています、製造された頃は日本の高度成長時代。
高品質の日本製品を作り出すために使われていたボール盤です。
 
ドリルを送り出しきっても、シャフト部分はビクともしません。
つまり、それだけ先端がブレないんです。
木の場合、年輪が斜めに入ってる場合、それに沿って逃げることもあります、先端がブレないのは大事なことです。
 
ボール盤を持っていらっしゃる方、先端を一番下まで下げた時にどれだけガタがあるか見て見てください。
今から買う方は、その部分をチェックして見てください。
ボール盤を買う時のポイントはココです。
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