



ポイントは正確に罫書をすること。動かないようにするため、米粒ほど接着して固定してけがきます。
その後は、ルーターとトリマを使い罫書腺に近づけて行き、鑿一刺しの所まで寄せます。
直線は1寸の鑿を使い、尖った三角の角は、埋め木鑿を使います、鎬鑿とも言います。
ただ、普通の鎬鑿は、コバにまだ厚みがあるため、角が尖って掘ることが出来ませんので、
この鑿は、焼き入れした後にコバを尖らせたものです。
ですので、画像のように角がをきっちり出す事ができます。
ならば巾の広い鑿で作れば良いのではと思われるかもしれませんが、
硬い木では叩く衝撃も強く、普通の鑿より尖った角を持ったこの作りは衝撃で角が欠ける可能性があるのです。角を取る鑿は3分、4分で良いのです。
玄能は幸三郎80匁、鑿は高橋和己作の埋め木鑿3分。白柿も高橋和己作、、、です。
出来上がりに隙間はありません。