大人ニキビを解消! ピーリングの種類と自宅ピーリングの危険性

2014年06月28日 10時20分

顔のニキビやシミ、くすみが気になりだしたら、一度は試してみたい「ピーリング」。特に、多くの女性を悩ます“大人ニキビ”の解消に効果が高く、最近では、エステサロンだけでなく、自宅で出来るセルフグッズも続々登場しているが、アフターケアを間違えば肌トラブルを引き起こすことも…。正しい知識を持ってアプローチできるように、ピーリングの種類とセルフエステの危険性を知っておこう。

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■いまさら聞けない? ピーリングの内容と効果は?

 肌のターンオーバーが乱れてくると、古い角質が溜まったり、毛穴が詰まったりすることで、くすみや大人ニキビなど、肌トラブルを引き起こす。そこで、ニキビ解消に最も効果的と言われているのが、皮膚に薬剤を塗ることで、古い皮膚を剥がし、表皮の生まれ変わりと、肌のターンオーバーを促す施術「ピーリング」だ。

 ターンオーバーの周期が改善されることで、肌は徐々にニキビができにくくなり、色素沈着していた昔のニキビ跡も薄くなっていく。さらに、徐々にシミや小じわ、開いた毛穴の改善なども期待できる。エステサロンでできるピーリングは、大きく分類すると以下の3つ。皮膚を刺激してターンオーバーを促すという点では同じだが、効果には少しずつ差がある。

1)ケミカルピーリング
 顔にジェル(主にグリコール酸配合ジェル)を塗布して行う施術。定期的なアプローチで、皮膚が再生される周期を調整し、徐々に皮脂の分泌が減り、毛穴の詰まりが改善される。ドラッグストアーなどでも市販され、セルフエステも可能。

2)レーザーピーリング
 レーザー光を用いた施術で、光線の科学的な作用によって皮膚を刺激し、古くなった角質を取り除き、肌の細胞を活性化させる。

3)スクラバーピーリング
 肌に対し、1秒に28,000回前後の超音波振動を与えて、古い角質や毛穴の汚れを除去。透明感が増し、引き締め効果も期待できる。

■アフターケアが最重要! 自宅でのセルフピーリングの危険性

 ジェル状のピーリング剤は、いまやドラッグストアの洗顔コーナーにも陳列されるほど、身近なスキンケアの1つ。しかし、皮膚をそぎおとし、磨いていく施術だからこそ、肌の状態を無視した過度なケアや、アフターケアを怠ったことで、さらに深刻な肌トラブルを抱えることもある。

 施術後のケアで大切なことは(1)十分な保湿、(2)徹底した紫外線のブロック。エステサロンでは、施術後にビタミンC誘導体を塗布することでより皮膚の再生を促進させる、また紫外線カットのクリームの用意など、素人では徹底できないアフターケアもある。料金もぐっと手軽になったピーリングだが、肌質や季節によっても相性はそれぞれ。セルフエステを始める前に、一度プロの診断を受けて、肌の状態の見方や自分の肌にあったスキンケアを始めてみては?