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およよよんは。
逆転の発想。
なにが…?ヽ(`Д´)ノ
今日はちょっと長文です。
昨日の日経に、昨年の書籍・雑誌の売り上げが22年ぶりに2兆円を割った、との記事がありました。
自分は本が大好きだし、単身赴任を始めてから読んだ本は数十冊にのぼり、少しも活字離れが著しい感じはしないのですが、本を読む人が減っているのだとしたらそれはとても残念なことだと思います。
ただ、果たして本当に活字離れが進んでいるから本の売れ行きが減っているのだろうかといえば、一概にそうとも言えないのではないかと思います。
というのも、すぐに頭に浮かぶのは、ブックオフやヤフオクなどの古本市場の拡大があります。
自分が手に入れた本も、その3分の1は、ブックオフのお世話になったものです。
経済が逼迫して、消費の手控えが進む中で、余暇を楽しむ手段として、休日のブックオフの賑わいはすごいものがあります。また、究極には、立ち読みで済ます、ということも挙げられます。
読み終わった本は汚れる前に売りに出す、というスタイルも珍しくない気がします。
また、ネットやDS、携帯などで十分書籍を楽しめるということもあります。
DSなんか、著名な文学作品100話が1つのソフトで楽しめるというものもあります。
また、書籍は場所を必要とするという欠点があります。
そんなに頻繁に読み返すわけでもない書籍に、小狭い部屋を占拠されるのは、通常の人の神経からしたら、あまり喜ばしいことではないのでしょう。
また、大抵の調べ物はネット環境のあるPCが1台あれば、ある程度なんとかなるということもあります。
そう考えると、書籍の売り上げが減っているのは、単純に既存の紙媒体から、中身を楽しめれば媒体はどんなものでもいい、もしくはなるたけ安く軽くスペースを取らずにすめば嬉しい、といった形に消費者の欲求がシフトしているだけなのではないかと思うのです。
アメーバブログのように、基本的に文章のみで成り立つブログなんかが読まれていることもその証左です。
というわけで、長い長い前振りでしたが、本日からしばらくの間、年末年始に読んだ本のレビューを書こうと考えています(^∇^)
ただこう書くと、自分を拘束してしまいそうなので、あらかじめお断りをしておきます。
何か他に強烈に書きたいことが出来たら中断される程度の、ゆる~いお約束です。
で、その初日として紹介したいのが、上記です。
昨年、友人が名古屋に遊びに来たときに一緒に入った喫茶店で、たまたま読んだ新聞の書籍紹介欄に掲載されていた本です。
そのキャッチーなタイトルと、作者名に見覚えがあったこと、好意的な書評だったことが、読みたい欲を猛烈に書きたて、携帯で写真を撮り、後で立ち寄った書店で即座に買い求めたのでした。
著者のことは、「魔女の1ダース」という講談社エッセイ賞を受賞した本で知っていました。
この本も大変面白かったのですが、今回の本は、更に面白かったです。
あまりに知的好奇心をぐわんぐわん掻き立て、心をぶるんぶるん揺さぶるので、読み終えるまでとても時間がかかりました。
著者は、ゴルバチョフやエリツィンから「通訳なら彼女に」と指名されるほど日本を代表するロシア語同時通訳者であり、小説家でありエッセイストです。
残念ながら2006年の5月に癌で逝去されてしまったのですが、本書は、そんな著者の1995年から2005年までの10年間の全書評です。また、2006年の5月、死の直前までの読書日記のような日記まで掲載されていて、壮絶な闘病記でもあります。
私にしては珍しく、付箋を貼ったり、メモを取りながら読みました。
そこで語られている書籍の数々は、ぜひ一度手にとって自分も読んでみたい、と思わせる魅力に満ちているのですが、中でも著者が他と比べてもひときわ大絶賛しているのが、丸谷才一という作家で、その中でも「笹まくら」は、彼女のこの書評を読んで、自分も読んでみたいと思わない人がいたら話を聞いてみたいと思わせるほど、情熱的に褒めちぎられています。
私もついうっかり買ってしまいました。
まだ読めてませんが。
取り上げられている書籍のジャンルは様々です。
専門がロシアですから、必然的にロシアものは大目ですが、とはいっても、写真集から、科学、文学、美術、猫や犬、古典から当時の最新のものまで、あらゆるジャンルを網羅されているように思います。
自分の浅学を恥じ入りたくなるほどの旺盛な知識欲、学習意欲に頭が下がります。
しかし、もっとも感銘を受けたのは、本当に最後の最後まで癌という抗いがたい病気について知ることをあきらめなかった著者の姿勢です。
つまらないことでくよくよしたりしたときに読み返したい本です。

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