昨日はなーんと

報道ステーションで!

BTSジン君の除隊をあつかっていて、びっくり。びっくり

地元の中日新聞にも

記載あり。ポーン

朝日新聞には無かったけど。

 

 

仕事帰りに映画を

観てきました。

夕食は、タイ料理マイペンライでパッタイを食べ

 

 

 

伏見のミリオン座

18:40分からの上映ですが、たくさん入っていました。

話題作なのね

 

この映画のことを知って、見たいけど迷いがあった。

 

 

ある新聞記事から

 

 

 

母親に虐待され、売春・薬物におかされていた少女が、

立ち直るために努力し、まじめに生活していたが、

コロナ渦で事件が起きたという事実が

映画化されたという。

 

みなくてはいけないと思った理由

 

 

10年位前、保健所、民生委員、児童相談所などからの措置により、

保育園に入所した子どものママ(二十歳位)がまさに、そんな境遇だったからです。

そのママは、ブログを書いてらして、衝撃的な内容でした。

(保育士が読んでいることは秘密)

育児放棄的な、男に走る母親とかは、それまでも一定数いたけれど、

娘を売る母親が存在する事は、初めて知ったのでした。

 

 

 

 

ブログの内容

 

そのママは子どもの頃、

母親が帰ってこなくて部屋に取り残され、お腹空いて、トイレの水を飲んで過ごしたとか。

年頃になると、売春させられていたこと。

少年院でのゴタゴタ事件とか。

やっと理解し合える彼ができ、2人で駆け落ちしようと待っていても現れず、

バイクの事故で亡くなってしまったとか。すさまじいものでした。

 

そんな生活をしてきた彼女なのに、表現力が的確で文章が上手いのでした。

そのママは、2人目ができて退園してしまったのですが。

世の中には、そんな生き方になってしまう人たちがいること、

行政で見守るべきであることを学びました

 

 

 

映画は、

今話題の、ふてほど

の河合優実ちゃん主演。

 

 

ネットでみた彼女コメント

 

毎朝、杏さんに祈るような気持ちで手を繋いで、

撮影に出かけ、

寄り添う気持ちで

撮影にのぞんでいた。

 

この言葉で観ることを決めました。

 

可愛優実ちゃんって、

上戸彩ちゃんと

中森明菜ちゃんを足して二で割った感じを受けます。ウインク

 

映画は、観ていてもかなり

苦しいです。

光は射すのですが、

救いがない。

軽くお勧めする気にはなれませんが、

実話として知ることは大切だと思います。

 

 

ネタバレ満載で紹介

 

多々羅刑事は、

薬物乱用者たちの罪を立証するより、立ち直るために手を差し伸べます。

売春・薬物で捕まった杏にも、親身に寄り添い心をほぐしていきます。

 

 

多々羅の薬物から立ち直るための自助会に

参加するようになる杏。

 

金八先生並みに熱心で、自分の時間を全てさいて、

杏が自立して生活できるように、役所に掛け合い、

働く場所を探す多々羅。

 

こんなゴミ屋敷の部屋に、

お金を入れるために帰ってこなくてはいけない杏。

 

猛毒母のもとにいる限り、

救われない杏。

 

再び薬物に手を出すが、すぐに駆け付けてくれた

多々羅が、

「大丈夫!大丈夫!」と泣きながら抱きしめる。

このシーンは胸を打たれる。

 

 

ジャーナリストの稲垣吾郎さんと3人の友情も芽生え、

楽しく飲み会したり、光が見えてくる。

 

多々羅の尽力により、

シェルターに入り、

介護施設で働き、

 

学校にも通うようになる。

 

自助の会で、初めて

発言もできた。

「小学校時代、お金が無くてスーパーで万引きを繰り返し

学校にばれて、

登校できなくなった。

12歳から売春

させられるようになり

16歳で悪い男に

薬物を与えられた。

こんなバカな私を多々羅さんが助けてくれて

すごく感謝しています。」

 

一番泣けた場面です。

あなたはバカなんかじゃないよ!

なんにも悪くないんだよ!

と叫びたかった。

 

この熱血感の多々羅刑事が、なんか におっていて、

感じるんだよね。

めちゃくちゃいい人なんだけど、いいのかなあみたいな。

これを醸し出す演技力って

すごいわ。

 

信頼しきって頼り切っていた多々羅刑事が、

裏ではそんな関係を

逆手にとって

幾人かの女性に

手を出していたため、

吾郎ちゃんは悩みつつも

暴露記事を出し

多々羅刑事は逮捕

されてしまうんです。

人間には多面性も

あるってことの現れ。

 

絶対にしてはいけない

ことだけど

彼がいなくなったら、また人生が壊れてしまう人もいる。

まさに杏は、彼によって

助け出されたし

彼がいなかったら、

破滅していただろうし。

ここは、正義を振り

かざすのではなく

何とか折り合いをつけることはできなかったのだろうか?

駆け引きとかして。

いや違う。

彼1人で抱えて解決できるような問題ではないのだと

思います。

ここは、行政が入り、

組織的に助けて

いかなくてはいけなかった

のですよ。

警察、役所、保健所、地域の民生委員とかで見守り、

立ち直りのグループなど

複数人で請け負うべき

重要なプログラムに

するべきなんだと

思いました。

そういうセーフティネット

はあると思いますが

救いきれていない

のが現状なのかも

しれません。

 

まじめに学んでいた学校は突如コロナで休校になるし。

ここは、政府の痛恨の

失態でしたね。

学生の学ぶ

権利を奪ってしまって。

ここ、佐藤二朗さん主演のNHKドラマ『引きこもり先生』でも表現されてました。


感染症を化学的に考察し、抑えるには長くかかると洞察できる賢さがあれば、あんなやり方で、学生の生活を壊す必要が無かったでしょうに。


介護の仕事も休みになり。

八方ふさがりの杏。

そんなときに辛いことが

重なり、

杏は、多々羅に頼りたいのに彼はいない。

 

最後は救われないんです。

何故こうなるの?と哀しくて悲しくて。

きっと今も杏ちゃん

みたいな子は

たくさんいるに違いない。

どうすればいいの

と問いかけられ、その思いはずっと続き

重くのしかかってくる。

何とかしないとと。

忘れられない

映画になりました。

 

※お越しいただきありがとうございました。

※写真お借りしました