韓国のホテルのテレビで苦戦した件 

テレビをつけると、まず配信用のwebが映るんです。

そこではいつもこの「誘拐の日」が流れていて、暗い感じ、

逃走劇のサスペンスドラマというイメージだけがありました。

せっかくの韓国。CMとかのジュノさん見たいじゃないですか。

いろいろコントローラーを左右上下いじっても、TVにならないんですよ。

なずなちゃんがやってみると、偶然何かに触ったらしくMBCになったけど

次はまた戻っちゃって。

フロントで聞くと右上のボタンを押すと言われ、やってみたけどダメ。

ロッテ参加の皆様はうまくみれたのでしょうか?キョロキョロ

結局、やっと落ち着いた最終日にホテルの人に来てもらって教えてもらったら

コントローラーの下半分にある数字を押すだけで、TVチャンネルに切り替わるという

単純なお話でした。笑い泣き

 

「誘拐の日」は、shi-ryo-gaさんの紹介を読んだら心を魅かれて、

今Amazonプライムビデオ無料期間中なので見ることができました。

 

【韓国放送】2023年9/13~10/19 ドラマENA

【制作】:エーストーリー・KTスタジオジニ(「ウヨンウ弁護士」 )

【脚本】:原作ジョン・ヘヨン作家の小説、キム・ジェヨン

【演出】:パク・ユヨン

【視聴】:PrimVideo

【お薦め度】:★★★★★

 

【気になる俳優さん】 

まずあのクライムパズルのニヒルなユン・ゲサンがですよ。

「私たちのブルース」でださださな普通のおじさんと化したイ・ビョンホンも顔負けの

あほっぷりがみごとなゆるゆるなおじさんミョンジュンになっているのがとても愛らしいのです。

 

そして、「グローリー」で、惨い死に方をしても誰にも同情されない最低最悪な男を演じた

パク・ソンフンが、ひたすら国民のために働く

まじめ誠実熱血な刑事をカッコよく、ときにカッコ悪く渋く演じている。

 

何より立役者は、11歳の天才児チェ・ロヒ役のユナちゃん。

子供らしさが皆無で、憎たらしい口のきき方。文句ばっかり言ってるんだけど、

ふてくされた表情をふっと緩ませたり、ほくそ笑んだり、

の繊細な表情が自然で引き込まれる。

大人のゆなとは全く次元が違う演技力です。

 

写真無いですがキム・サンホssi 

この方も、善人か悪人かいつもまやかされる俳優さんですよね~。

 

 

キム・シンロクssiは「怪物」で見ましたが、

個性的な方ですね。

 

韓国でも評判の高いドラマ

自分の娘の手術費用を捻出するために元妻ヘウンにそそのかされて、

しぶしぶロヒを誘拐しようとするミョンジュンだが、複雑怪奇な殺人事件に巻き込まれてしまう。

ロヒとミョンジュンの主人と奴隷のような、あるいは運命共同体のようなバディ関係が

とても笑えるコメディでもあり、

どんどん込み入ってくるサスペンスな展開とともに面白くて一気に観れます。

 

【すこーしネタバレリーナ感想】 

 

大人の自分本位のお金や名声、優生思想な価値観渦巻く中で、ただ一人

ミョンジュンの「子どもは守ってやろう」というセリフの温かさが染みる。

ロボットのように命令に従う残酷で凶暴な手下に対しても

人として話をするシーンは、人間としてどうあるべきかをつきつけてくる。

このミョンジュンの人間らしさが、最も人間らしくない育てられ方をしたロヒに

多大な影響を与える素敵なドラマでした。

 

施設の子どもを犠牲にするやり方は、「町の弁護士チョ・ドルホ2」の心臓移植の話や

映画「魔女」を思い起こされました。

ラストシーンは、まだ懲りないで、優秀な子どもを求める博士

悪い人ではないけど、価値観は変えられないことを示唆しているのか。

 

 

※お越しいただきありがとうございました。

※写真お借りしました