監督版ブルーレイ16話

 

    

メイキング8は、主役二人が絡んでいるところ以外の全体的な様子です。
新鮮な感じ。

ソ尚宮(チョン・ヘジンssiのインタビュー
ではボギョン(イ・ミンジ)が愛らしい
といっているのだけ聞き取れたー。
ホン・ドンロ(カン・フン)インタビュー

 

 

 

17話本編ネタバレ

1786年正祖10年  

王としてのサンが、自分にも周りにも厳しく、法を守ることに

重きを置き、

すべて公平にと心がけ、

民を第一に考えて

国をおさめる様子が

あぶり出されている。

 

息子スンが麻疹の病でサンに

抱かれている。

ドクイムは会わせて欲しいと頼むが妊婦でもあり感染を配慮して

叶わない。

倒れるドクイム。

 

東宮は、薨逝(こうせい・クンサン)してしまう。
サンは、都でも100人も亡くなっておりすべての子が余の子であるとして、
民を助ける命令を出し、自分を奮い立たせ、悲しみを我慢する。
 
ショックで寝込み、食事もとれないドクイムに、
いつまで悲しんでおるのだ!
民の前で毅然としろ。
正一品のビンがそんなことで
どうする?
お腹の子を守るのは、
母しかいない。」
とかーなり厳しい言葉をかける。
「望んで正一品を得た
わけでもないのに、
何故わが子を亡くして悲しんではいけないの?」
と反感すら抱き、
つらいだけのドクイム。
 
しかし、サンも一人になると、幸せな時を思い号泣。
人前で泣けない王
 
 

ヨンヒの選択

やっとお腹の子を気づかい食事をとれるようになったドクイムは、
友だちを呼ぶが、ヨンヒがいないことに気づく。
王命で秘密裏にされていたが、実は別監と私通し、
流産して内獄に入れられたことを知る。
ヨンヒは、自分で決めたこと、思い通りに生きてみたかったことを告げ、
宮女が夢見れぬ幸せを味わった
その代償が死でもかまわないと
強がっていた。
再度倒れるドクイム。
 
サンは、ドクイムを膝に抱き、
法は誰でも公平に守らねば
ならないと、諭す。
勿論ドクイムも十分わかっている。
 
王に話がしたいと会いに行った
ドクイムは、
私が悪うございました。
王様とてどんなにかお辛かったことでしょう
と王を思いやる。
王様は自分でもどうしようもないほど厳しい性格だからと。
サンも世子と友を亡くした
ドクイムを気づかう。
またあの木に花が咲いたら、何もかも良くなります
と遠い夢をみる。
 
恵民署で3日間過ごした王は、風邪をひいて倒れる。
サンを看病するドクイムは、思い出の詩経を読んで聞かせる。
サンの頬をいとおしそうに触れたドクイムの手は
熱く、そのまま三度目
倒れてしまう。
 

大妃も嘆き

兄キム・グイジュが亡くなったのに、喪服も着れず、弔問にも行けない。
9つの塀に囲まれ一歩も外に
出られない宮殿は
華やかな監獄だと、悲しむ大妃。
宮女だけでなく宮殿で暮らす女性の生きずらさ・不自由さを
暴露している。
(何故出られないのかね~?理解できないわー。男女差別の象徴だ。
過去の時代劇では、上着を被ってこそこそと出かけて、悪者と密会する場面をよく見たけどね。
ご法度だからこそこそしてたのね。相手は妙にびっくり「はッ!テビママ~」とひれ伏してた。)
 

カットシーン

 

サンが、懐にドクイムを抱いて薬を飲ませている。
 

 
 
 

力なく笑うドクイム。

 

何故、笑うのだ?
 
私が宮女だった時、いつも殿下に湯薬をさしあげていました。
今は殿下から私に湯薬を頂いております。
世間のことは、知っていても、分からないものです。
 
 

 

久しぶりに笑ったな。
何か望みはないか?
何でもひとつ聞いてあげよう。
 
それなら、兄を復職させてください。
私の子どもが世子になった時に、外戚は敬うべきだとして兄を追い出しました。
 
暗い表情のサン
 
やはり、だめですか。大妃の兄もヘギョングンの弟も追い出されたから。
私が生きている間は、兄は宮殿に足を踏み入れることはできないのは、
分かっています

 

 

 

 

大妃殿
ヘギョングンからウィビンが危篤だと聞いて、言葉を失う大妃。
事が生じたら、
弔問にいこう。
兄の時は、王から香典を送られたので。
あのドクイムが死ぬのかと呟く大妃。

※私のつたない訳ですので間違いがあったらお許し下さい。

   

さて今までは、ドクイムに湯薬を持ってこさせたり、
膝枕をしてもらっていたサンが、
この回では、まるっと
逆転している。
だから世の中はわからないものだと
ドクイムは薄ら笑いをするという
腐肉な状態。
  
 
 

友情を選択

サンが便殿に行くと目覚めたドクイムは、ソ尚宮に友を呼んで欲しいと頼む。
がサンから言われていたので、サンを呼ぶと、ドクイムは、
彼女たちには私しかいないから友を呼んで欲しかった。
王様には守るべきものがあるから大丈夫。
来世では、会っても知らん顔して通り過ぎてください
とつれないことを言う。
あんまりじゃないか。
ちょっと辛すぎない?
そんなひどいこと言わないで~。と思ったものの、
確かに、ドクイムの願いは何一つ叶えられなかったよね。
スンにひと目会うことも、ヨンヒの命も、兄の復職も・・
 
自由に飛び回りたいドクイムにとって、あまりに窮屈がすぎたね。
今度は思い通りに生きてみたいと、
後宮がいかに不遇な生活であったかを考えれば、
わからなくもないかも。
好きな気持ちと、生き方とは、
一致しないものなのか。
 
サンは、ショックで余を慕わなかったのか?と問うが、
残ることが私の選択だったことでお分かりになるはず
と言ってこと切れてしまう。
みんな、号泣しかない。
 

王として生きる

そして早速またしてもカンテク。
似ていない人をやっと選ぶが、そのスビン(綏嬪)が作った
マンドウを見て、
ドクイムとの幸せな思い出が蘇り、この思いを抱いたまま
生きることは
無理だと気づき、
ドクイムを忘れる決意をする。
 
何年も過ぎ、50歳のサン。
髭ジュノも渋くてとても
様になるよ。
 
90歳のご老人
(カメオ出演の
イ・スンジェ先生)が
今まで4人の王を見てきたが、太平の世を作った今の王をベタ褒めする。
(粛宗・景宗・英祖・正祖)
 
 
満足げなサン。
 
兵の訓練の様子を見て、最も腕の立つものがウィビン(ドクイム)の甥っ子だと知り、
すぐさま禁衛営の従事官
命ずる。
 

蘇る思い出

 
そして、ドクイムのことを
全て思い出す。
 
しっかり者のギョンヒは提調尚宮に昇進していた。
「ペ尚宮一人残ったのか」
「私は一人ではありません。
4人でまた会おうと
約束したんです。」
友情の厚さを表明する。
ここでもウィビンは余のものだと、
憤慨する。
 
ギョンヒは文孝東宮に保管していたドクイムの遺品をサンに渡す。
大学行義補、郭張両門録、
謝罪文わんさか・・・
サンとの思い出を
いかに大事に
していたかが
偲ばれて、
泣くしかない。
ここで、気づいた。
やっぱりドクイムは王を
心から愛していた。
でもどうしようもない身分の差は天と地ほどある。
せめてもの虚勢を張らないと
やっていられないではないか。
お前は余のものだといつも言う王に
私は私自身のものと言いたかったのかも。
 
「今度会ったら知らん顔
して欲しい」
は、王がこれらかも
王として生きるために
自分を忘れるだろうと
予測できたし
忘れて政に専念するために
愛ゆえ
わざと冷たく突き放した
のだと思った。
王は王以外の生き方を
知らないし、
考えたことすらないのだから。
 
眼鏡のサン。
左議政(いつも反対ばかりしてやり合ってた元プギョリ)に
官奴婢の解放
を命令するが、
まだ早いと止められる。
解決策を講じてからにと進言されて、承知するサンに
「殿下ほど民を愛する聖君はいない。
このシム・ウィオン、
主君に仕えられてうれしゅうございます。」
と。私はここ泣ける。
 
どんなにか自分を抑えて、
王として生きてきたか
がその言葉で報われた感じ。
 
혼 자 있고 싶 구 나 
ホンジャイッコシックナ
ひとりになりたい
この言葉、何度も何度も
聞かれた。
王からひとりの人間に
戻るための時間が
欲しかったんだね。
 
 
満足げに横たわるサンは、封印していたドクイムへの思いを
解き放つ。
もう、王であることを
終えようとしたから。
 
やっとさるすべりの木に花が咲いた。
もう苦しまなくていい。
二度と手を離さぬ。
そなたといられる瞬間を選ぶ。
この瞬間が変わらぬことを望む。
そしてこの瞬間が永遠になった。
何度みても泣けてくる終盤の回。
最近のインタビューで、
自分を追い込んで後半は苦しかったと言っていた。 
心を打たれるのは
そんな感情だったからなんだね。
 
 
最後だけはハッピーエンド
と信じたい気持ちになる。
 

正祖の功績

 
1791年に正祖は、「辛亥通共」シネトンゴンという
商人の活動を大幅に自由化する政策をとり商業を発展させた。
 
サドセジャのために
水原華城を建てたといわれるが、
ホン・ドンㇿ(ホン・グギョン)失脚のち右腕となった
南人派の儒学者
チョン・ヤギョンの開発した挙重機(コジュンギ)
を使い2年10ヵ月で完成したという。
チョン.ヤギョンの子孫が
チョン・ヘインだそうな。
偉い人の末裔なんだなあ。
 
私は、ジュノは正祖の生まれ変わりだと思っておる。
 

正祖亡き後

1800年正祖の急逝により、安定した正祖の時代は24年間で終わる
4番目の側室スビン・パク氏(1男1女をもうけた)の子が
23代王純祖となる
純祖は、サンの正室ヒョイ王后にも礼儀正しく接したそうだ。
が幼かったゆえ、貞純王后が
摂政となり、
正祖の改革を全て
元の木阿弥とする。
 
朝鮮は近代化から取り残され
王権は弱体化し外戚一族の不正腐がひどくなった。
そして、哲仁王后に続く
のであります。
 
お越しいただきありがとうございました。