監督版ブルーレイ15話

には、メイキング7があって、120分間、全編のメイキングやNG集が入っていました。

とにかく、ふざけて笑う。冗談を言うなど、大きな笑い声が絶えない撮影風景に

自由で闊達な雰囲気がたっぷりと感じられて、良い職場環境だったなと。

そして、あんなに笑っていても、本番では涙をつーーと流す演技ができるプロの姿に感服しかない。

 

16話本編ネタバレ

やっと素直になった二人

橋の上でひしと抱き合う

つくずくこのシーンの台詞が

好きだ。

シナリオ見てても(読むほどの能力はない)ぐっとくる。

どうしてひとりで泣いているのだ?

またファビンにいじめられたのか?

せつなくて泣けてくるサンの愛。

 

 

サン「널 그리워 했다.덕임아.

ノルクリウォヘッタ

恋しかった ドキマ。

来てくれるか?

ドクイム「命令なら、従わなければ。」

そなたの気持ちは?

もしかしたら、本当はそうしたいのかもしれません。

でもできれば、このままがいいです。

やはり、そうか。」

 

信頼を失ったファビンは大妃に援助を求めた。

 

 니가  울면 가슴이  아파...

ニガウルミョン カスミアッパ

サンの言葉が頭を占領して

恋しさがつのっているドクイム。

 

ドクイムは、資金を出して武科を受け合格した兄と会う。

兄は、父と同じ武官になることが決まった。

 

大殿での会議、プギョリ(副校理)が、口を出してくるのを、

たしなめるサン。実際、この人とはよくやり合ったそうだ。

 

大妃から、兄のキム・グイジュが病気だから流刑を解いてくれ

と頼まれるが、

毅然として断るサン。

老論派の長なので、せっかくうまくいっているタンピョンの妨げになるのを恐れるからである。

 

大妃は、ドクイムに自分の配下になれと提案するが、断られたので、ファビンに味方する。

確かに大妃は孤独だった。友を求めていたのはわかる。

しかし叶わぬとなると、平気で残酷な方へ傾いていく。

 

またもや窮地のドクイム

戌の刻にファビンの所へ行くことになっているサンは、あからさまに舌打ちをし、

いやそ~~~な顔チーンをして、

しぶしぶ出向くと、そこには、

大妃とファビンががいて、

ドクイムを取り調べていた。

 

御営庁の軍校にもらった青い袖先を証拠に、そのものと私通したという。

 

反論しないドクイムだが、サンはそのような人間ではないと信じている。

こういうシーンのジュノの演技は、傑出している。

動揺を隠し、密かな疑い、失望、謀略への怒りを秘め、痛々しく耐える憐憫な姿。

にじみ出る苦悩、安堵。

葛藤が胸に渦巻いている様子が、顔面の細部の表情筋から伺える。

好きだ。

 

大妃は、ドクイムが自分のものにならないなら壊してしまうと脅す。

サンとの取引に使っている。

サンは宮女たちのことを考え、

筋の通らない助けを行う

気はないと

取引に応じない考えを告げる。

 

そこへ、ヘビンが現れる

圧巻な場面。

ドクイムの生まれについて、軍校は実の兄であると明かす。

 

このときとばかりにファビンは、

 

「ドクイムは逆賊の子だ!

 サドセジャは罪人だ!」と言い切る。

 

「サドセジャは・・・余の父だ!」と一喝し、

大妃も同じ考えか?と牽制。

否定する大妃。

地に落ちるファビン。ざあみろびっくりマーク

 

さあ、命拾いしたものの、これ以上ドクイムをこのままにしておくと、

今後もどうなるか分からない。

サンは、ドクイムを守るために

承恩を決断する。

 

遂に承恩

虚ろな面持ちで、
入浴するドクイム。
 
 

いざ、床を前にしても、拒む気配のドクイムをサンは尊重する。

ドクイムは、疑いをかけられ、

殺されかねない場面で、

殿下に心配をかけたので、

以前言われた罰を与えられたのかと恐れおののいていたのだった。

後宮になれなければ、ごく潰しになるだけという・・。

サンは、ドクイムが自分よりも兄や友だちが大事だとわかっているが、

自分はそれでもよいと切々と愛を語る。

それでも、ここで手を離すなら・・

それならもう二度と会わぬ。そなたは平気なのか?

余がそなたを慕っている。

そなたが慕ってくれなくても

かまわぬ。

サンが手を離そうとすると、

つかむドクイム。

ここは、自らの意志で決めた。

 

 

朝、サンの寝顔に愛しそうに

触れるドクイム。

目覚めたサンが、反転する。

白い着物から浮き出る

肩甲骨の色っぽいこと。デレデレ

もう1回って感じで、

新婚さんパターン。よだれ

幸せの絶頂期訪れる。

 

その後は、しばらく音沙汰なしのサン。

いささか心配で不安なドクイム。友だちの所に行って

別堂へ戻ると、

殿下が30分もお待ちだと

おしかりのソ尚宮に、

(私は10日も待ったのに。)

と内心毒づく。

 

 

 

多少のずれはあるものの、二人はまた以前のコミカルな関係に。

 

 

カットシーン

ヘビン宅に大妃がきて、ファビンは殿下の寵愛を完全に無くしたから、

新しい後宮を探すのを手伝ってくれ

と頼む。

ヘビンは、ウォンビンのことで

後悔している。

母は殿下の幸せだけを望んでいる・・と言って断る。

 

 

 

ドクイムは、懐妊の兆しがあったので、会えないと伝言を送ると

心配で駆け付けたサンが可愛い。

体調が悪いのに、手を出すわけがないだろうみたいに言って

にか‐っと笑うサンが、ジュノっぽい。

熱い熱いしーん。ほんとに寝ただけか?

 

ご懐妊

ドクイム懐妊の知らせに、喜びいさんで出発したサンは

踵を返して中宮殿へ。

今だ子どものいない王妃に思いをはせたのは、

国王としての道理だ。

実際、孝懿(ヒョイ)王后は、幼い時にサンの正室

となったが、大変な人格者で、

ドクイムも心から尊敬していたいう。

ドクイムがサンの求愛を拒んだのもそのためであったといわれる所以。

 

一方のドクイムの落胆は大きい。悲しい

良い王が良い夫とは限らぬ の言葉通り。

 

アフターフォローはあるが、ドクイムは

寂しい気持ちを何度か味わう。

 

 カットシーン

驚きました。こんな場面が隠されていたとは。

 

ドクイムが中宮殿の前で、ひざまずている

 

私のおなかを借りて子どもが

生まれたとしても、

すべての子どもは王妃様の子です。

受け入れてくださることをお願いします

的なことを言う。

王妃の伝言が来て、

子どもが生まれたら、王妃の子として

入籍することを受け入れる。

と言われる。

 

戻ってからドクイムは、

この子が男の子なら、

王妃様の子になるのよね。

女の子なら私のそばで・・・

 

ソ尚宮「世間の全てが男の子を望んでいます。

子どもは男の子だと証言します」

 

 

 

 

こんなつらいことを言っていたので、

その後に3人の友だちが休暇で出かけていくのを

私は二度と宮殿の外へ出られないといって、泣いて見送っていたんだね。

羽をもがれた鳥になってしまったようで。

 

 

 

つらくて、きっと妊娠のしんどさもあって昼寝をしていると

サンが来て「宜」の字を授けてくれる。「そなたはウィビンだ

何をしてた?」と聞くサンに

(一日中、殿下を待つのが私の仕事)と内心ふてくされている。

そなたは、余のものだから」といつも言うが

(殿下は私のものじゃない)と心では言い返している。

 

対等な関係ではないため、せめてもの虚勢として

自分も愛していることは悟られない様にすると決めていたドクイム。

いつどんなときも国王であらねばならぬサンと

望まぬ正一品の立場より、自分の感情を大切にしたいドクイム。

華やかな監獄にいるようね。

 

お前は私のものという言葉は、今の時代は、ご法度。

自分は誰のものでもありません。自分のものだから、大事にしようね。

アムネスティが人権感覚をチェックします。

 

 

 

 

 

なにはともあれ、よく笑うサンが久しぶりに見られたし。

幸せな二人を見ていると、心が満たされる。

ほっくほく。

 

お越しいただきありがとうございました。