天才犯罪心理学者と、

彼に父親を殺された元恋人の刑事

犯罪心理スリラーは、

見だしたら止まらない

 

【韓国放送】:2021年KT  全10話 StudioGenie

【脚本】:チェ・ジョンギル

【演出】:キム・サンフン

【視聴】:KNtv

【お薦め度】:★★★★

【観たきっかけ】:

犯罪のプロファイラーものは面白い

 

【テーマ】:悪に挑む

絶対に許さない

 

【ネタバレはなし感想】:

冒頭から突拍子もないシーンで

頭の中は疑惑だらけになる。

そんなことあるはずない。

これは罠か?何かの作戦か?

一つずつピースを埋めながら、

そのとんでもないシーンを

解明していく。

「俺が殺した」と自白している

ハン・スンミン教授(ユン・ゲサン)なんだが、

その澄み切った目が、

違うなと思いながら見ていた。

恋人役のユ・ヒ(コ・アソン)が、

面会に来た時の第一声が

「髪型変わったな」

その声に、態度とは裏腹に

何とも言えない

慈しみを感じさせられた。

 

ユン・ゲサンssiの目力すごい。

さすがの演技力圧巻でした。

 

コ・アソンssンは「ライフ・オン・マーズ」でも警察官

「映画戦場のメロディー」では、

合唱の先生役と、

清廉潔白なイメージなんですね。

 

ストーリーは、残酷極まりなく、

「ボイス」並みのエグさ満載。

戦争のような殺戮が繰り返される。

 

刑務所での生活は「被告人」にも似て、人間味のある人物もいる。

ガタイの太めのお兄さんハン・ムノ役(ムン・ウォンジュ)が

 

 

松村と梅沢富雄を足して二で割ったような顔だと思った。

  

すごくヒステリーにわめく女性、

財団の理事長が、

どこかで見たと思ったら、

「ポッサム」でも王様のお気に入りのいかにも狡猾な尚宮の

ソン・ソンミssiであった。

 

検事役のイケメンは、

「ムーブ トゥーヘヴン」で、

優しい医師役のコン・スヒョンssi。

 

韓国ドラマでは、どんな決定的証拠を握っても国や市の上層部が腐敗にまみれているために、底辺でいくら頑張っても罪が問われることが難しいという設定が、

「ヴィンツェンツォ」「無法弁護士」「検事ラプソディー」

などで見られた。

 

今回もそう。これは、どの国でもそうだし、今まさに世界を震撼させているかの国でも特にそうだ。

権力を持ち、それが独裁政治となると

どうしようもない。

民主政治でもそれはある。

むなしい限り。

だからこそ、権力者を縛るための

法律は大切だ。

 

形勢不利な状態のまま進行していき、

9話まで次々と殺戮は続き絶体絶命の場面が何度も訪れる。

10話でどうやって終わるの?

と不安になるが、

緊迫した決戦で終結する。

 

とはいえ、オウム真理教ではないが、必ず枝分かれなどしつつ、

引き継がれていってしまうのが

宗教というもののようだ。

不穏なラストシーンだった。

 

 

 

 

 

偏狭なブログにおこしいただき

ありがとうございました。

 

 

※写真などをお借りしました