ロマンスなーい

イケメンいなーい

それなのに50話 

集中途切れず観れたのは

【テーマ】:

THE 政治

真正面から見据えて

丁寧に描いているから。

面白かったです。 

1392年高麗を倒し

朝鮮を建国したのが

イ・ソンゲであるという

愛する人(ユノさん)の国の歴史を

ざっくりと学べて良かったです。

 

3つの山場に分かれていました。

最初は、最大権力を意のままに操る

イ・イニムとの戦い。

 

 

イニムは自分たちの利益優先で、

周りを道具として利用し

ずる賢く立ち回る。

保守派として王を立てつつ、

都合よく権門勢族にのみ便宜を図る

汚い政治を行う。

まるでどこかの国の

某自民党みたいですね。

 

ドジョンたち革命派は

 

 

やっとの思いで、

イニムをつぶして、民本大業を

目指そうとしたが、

名将チェ・ヨン

 

 

が、無理な遼東征伐

を強行する。

瀕死の状態で回軍したイ・ソンゲは、

 

 

チェ・ヨンを流刑にし、

政権を掌握する。

 

しかしさらに立ちはだかったのは、

性理学者で師匠である

イ・セク

親友ポウン

(チョン モンジュ)

成均館の穏健派士大夫たち。

 

2つめの山場はポウンたちとの

せめぎ合いである。

この性理学というのが、

王(ワン)という性が絶対であり、

血筋に拘る。

(日本もいまだに血筋に

こだわってるし、

さらに男でないといけない。)

高麗という国(腐敗しているのに)を何が何でも

守る必要があると考えている。

 

民が生きやすい

生活基盤を作るために、

私田を廃止し、

民に分け与える田制改革

を試みるドジョン。

イ・セクは高麗の財源である私有地を

民には渡せないと断固反対する。

イ・セクは、「政治は守るもの」と主張するのに対し

ドジョンは、「政治は、壊すもの(良くない古いしきたり)」

ドジョンは、先進的で先を見通す力があり、無能な王

は交代させ、民本政治という、革命を目論んでいる。

 

民に寄り添い、

民が主体となって作る国

を説くドジョンに対して

ポウンは、「お前が何故、民に寄り添うのか?

民に寄り添い、民の支持を得るのは

君主のすること。

私たち臣下の務めは

君主を崇めて

輝かせることだ!!。」

今聞くと古くさっ!と笑えるが、

彼は真剣だ。

「そんなりっぱな君主かよ!」

と突っ込むが

そこはスル~のポウンよ。

二人の話し合いは何度も

繰り返されるが、

まじめすぎて、頭が固いポウンは

全く聞く耳を持たない。

ちょっと不思議。

だって頭脳は天下一品のはず。

分かっているけど替えるっことは

自分をも否定すること

になりできないのかも。

この時代では仕方のないこと

なのだろう。

私は、ポウンの最後の場面は、

ドジョンの言う事が実は正しいと

うっすら気づき、

自ら、死を覚悟する方向へ

歩いたようにみえた。

 

イ・バンウォンは、

ドジョンを守るために、

ポウンを殺したが、

全ての人から責められる。

のが、ちょっと解らない。

どちらかを選ばないと

どちらかが死んでたのに。

この疑問、「六龍が飛ぶ」

から引きづっている。

 

「王は武力で制圧するのではなく

心で相手を治めるのだ。」

「血を流すのは最低限に!。」

を心掛けるドジョンのいう事は

最もであるけど。

 

立ちはだかるものを強行に排除して、

強い権力を得たドジョンの次なる敵は

味方であったはずのイ・バンウォン。

王への野心を抱く

バンウォンにとって、

宰相が国を

治める

というドジョンの思想を

受け入れない。

「何故王ではだめなのか?」

「王は世襲制

だから。

宰相は優秀な

人材を

選ぶことが

できる。

王に諫言できる

臣下が

よい臣下だ!」

っていいセリフだよね~。

(で、で、でもさ~、現在、

議員も世襲制が多いし、

必ずしも優秀でない人もいるね。)

 

武力で制圧する道を突き進んだ

イ・バンウォンは、

ドジョンたち革命派を潰し、

世子たち兄弟も殺して王になる。

血にまみれてなった王が

どんな政治を行ったのか

気になるところ。

政策はドジョンのやり方を

踏襲したようだったが。

 

バンウォンによって、

無下に捨てられた

ドジョンの遺体だったが、

名誉を回復するのに

500年もかかったとは!!。

 

 

 

開京からソウルへ遷都し、

都市設計をしたのが

ドジョンだったことを知りました。

500年続いた朝鮮王朝の基礎を整えた

偉大な人物だったんんですね。

 

 

儒教の教えを具現化した

 

東大門(仁)

西大門(義)

南大門(礼)

北大門(智)

四方に門を構えた宮殿  

中央の楼閣(信)  景福宮

 

改めて観に行きたくなりました。

 

無残に殺されたのが、

今更ながら悔やまれます。

災いの元は摘んでおかないと

いけなかったのか?

  

 

つたない独り言の偏狭な

ブログへお越しいただき 

本当にありがとうございました。

 

※写真などをお借りしました