【韓国放送】:2021年4/9~SBS

 

【脚本】:オ・サンフン

 

【演出】:パク・ジュンウ(10話まで)、その後イ・ジヒョン

 

【視聴】:KNTV

 

【お薦め度】:★★★★

 

犯罪者によって家族を死に

追いやられ、

深い傷を背負った5人の

被害者たちが、

力を駆使して、新たな犯罪者を、

法に頼らず自分たちの手で懲らしめる

愉快痛快なストーリー。

カーアクションはタクシーが

主題なだけに

手を抜かずに、車が暴れ回るって

感じで目を奪われる。

音楽もイカしてて、かっこいい!!

 

 

【観たきっかけ】:イ・ジェフンが好きだから

 

【テーマ】:被害者の支援と加害者への復讐

法律は完璧ではない

 

【気になる俳優さん】

 

キム・ドギ役のイ・ジェフンssi

陸軍の特殊部隊将校だったが、ムジゲ運輸のタクシー運転手になる

彼を初めて見たのは、時代劇

「秘密の扉」で、

これが私のツボで、魅かれちゃったのよね。その後

映画「朴烈と金子文子」も良かった。

「シグナル」「輝く星のターミナル」、アクションスターなのね。

とにかくど派手な復讐劇で、

ハリウッド並み。

 

いくら軍人でも一人で何人

相手にするの?

さぞかし怪我が絶えなかっただろうと予想されました。

 

 

カン・ハナ検事役のイ・ソムssi

感が鋭く、執念深い捜査をする切れ者

今年評価の高い映画

「サムジンカンパニー 」の主役。

観るつもりだったのに、

東海地方で上映されないなんて残念!

驚いたことに、東方神起

「Wrong Number」のMVに

出ていらしたとは?!

チェックしてみました。

スタイルの良さは分かるけど、

顔は認識できない。

瞬息の登場でしたわ。

 

 

チャン・ソンチョル代表役は、

キム・ウィソンssi

犯罪被害者を支援するの青い鳥財団を運営

 

 

アン・ゴウン役のピョン・イェジン

ムジゲ運輸の経理職員、実はハッカー

 

 

 

チェ主任役のチャン・ヒョクジンssi

いろんなドラマで、ちょっと狡くて、強い方につくけど

ないがしろにされるような

役回りが多い。

今回は、エンジニアとして、

ドギを支える

 

パク主任役の、ペ・ユラムssi

気弱だけど、生真面目に

頑張るエンジニア

 

 

金融業のゴットマザー、

ペク・サンミ役はチャ・ジヨンssi

助けになる姉御肌か?怪し気な動きが気になる。

 

 

【ネタバレリーナ感想】:

冒頭、煽り運転をした車に、

模範タクシーが

逆に煽りの倍返しでギューっ

と言わせる場面は

溜飲が下る思いでした。

全ての煽り運転手にやってほしい!

その恐怖感を味わせ二度としないと

誓いたくなるまで追い込んでほしいと願いました。

 

5人には役割分担があり、

主にイ・ジェフン演ずる

キム・ドギが、

犯罪の巣窟の中へ潜りこんでいく。

その都度なりきる役の

演技力が見もの。

 

学校のいじめには、教師になって

潜入する。

優しく頼りなげな臨時教師が、

とぼけた顔でじわじわといじめっ子を

追い詰めていくのは爽快。

 
 

振り込め詐欺の中国系女社長には、

成金賭博師みたいな派手ないでたち、

くさい演技で誘惑する。

その恰好は何とも言えずセクシーだ。

きっと言い寄られるの初めてでしょ?

って感じの女社長は、

いじらしくもころっと参ってしまう。

 

そしてお金を全てかすめ取る。

 

目には目を、暴力には暴力を、

詐欺には詐欺で

復讐の代行を遂げる様が小気味いい。

 

コインを入れて誘導する

ゲーム機の声が

どこかで聞いたことあると思いつつ

まさかのイ・ヨンエssiとは

わかりませんでしたな。

発音がきれいで、心地よい声質、

さすが!!

 

IT社長のめちゃめちゃ嫌な奴、

見てるだけで反吐がでそうになるやん

 

全て実在の事件をモチーフにしているそうな。

観る価値があります。

 

しかし、そのやり方にはちょっと

違和感が。

単独で犯罪者を追い詰めるには、

あまりに危険すぎる。

罪のない警官が巻き添えになりそー

って、冷や冷やしちゃった。

 

大義名分は、彼らの正義。

法が役に立たないから、

復讐代行が必要なんだ。

法律では、犯罪者の罪は

どんどん軽減され、

反省もしていないのに、

釈放されてしまい、

被害者の気持ちは救われない。

また、徹底的に追及されず、

めったに損害賠償がなされない。

 

ムジゲ運輸の彼らは、きっちりと

盗られたものを回収して、

被害者の泣き寝入りを防ぐのが目的。

やられたらやり返すことで、

復讐を果たし恨みを晴らす。

それは、理解できます。

しかし、捕らえた罪人を、

まるで家畜のように

閉じ込めておくのは、

たとえ腐りきったやつでも

人格というものは備えているわけで、

疑問を感じないではいられない。

そのような環境下では

憎悪ばかりが膨らみ

心を入れ替えるなんて

ありえないのだ。

 

そうこうしていると、犯罪者が

次々と消えていくことに疑問を抱き、

感と執念で捜査を続ける

女性検事カン・ハナが、

嗅ぎつけてくる。

次第に暗雲が立ち込め、

不安が押し寄せる。

このままでは、罪が免れないであろうという時に、

 

カン・ハナ自身も決定的なショックを受ける羽目に。

 

秘書官ワンさんの言葉が、重くのしかかる。

たとえ犯罪者でも、

人間のくず呼ばわりして、

人間を捨てたら終わり。

100人の罪人を逃しても、

冤罪は生まない。

無罪の推定が好きだ。

人間的だから。

それが、法律ですよ。

暴力で解決は癖になる」

 

この言葉が、くさびになって思いとどまるのか?

 

チャン代表もようやく自分の過ちに

気づく。

やられたらやり返すのが

人間だというのは、

おろかな本質である。

相手を壊すだけじゃ

復讐は成立しない。

どんな時も

自分の人生を

ちゃんと歩んでこそ

復讐は完成する

法律を犯すこともけが人を出すことももうしない」

 

という素晴らしい結論に達します。

この境地に達するまでには、

多くの犠牲が必要だったわけです。

 

相手を痛めつけるのではなく、

思いやりをもって施した行為が

成り行きで犯人の気持ちを動かし、

ドギの復讐も完結する。

 

ムジゲ運輸さんたちの逮捕は免れないと思ったけれど、

お堅いカン・ハナ検事たちの情状酌量によって、なんと

無罪放免の最終回は、ほっとできて、良かったー!!

と救われました。こんな爽やかな終わりもいいね!

 

PARTⅡでは、暴れないで

解決する方法を

あみ出してくれるのか楽しみだ。

そして今度こそは警察側と

協力しあっていけるかな?

 

最後の方で冤罪の話が出てきますが

まるで、「飛べ小川の竜」

そのものでした。

 

 

 

【韓ドラあるある】

猛スピードで正面衝突する場面。

ドギにも衝撃が強すぎるだろっと

思いきや

直前に車から飛び降り!

いやいやこれも大怪我必須だよ。

 

お越しいただきいただきありがとうございました。

 

 

※写真お借りしました