帰国直前、東京からイタリア→タイ、という意味の分からない強行夏休みプランでやってきた友人とチンクエテッレに行った。
チンクエテッレはジェノバの近く、リグーリアの海沿いにある5つの漁村のこと。
私たちは5つの漁村の最東端、リオマッジョーレという村に二泊し、5つの村を回った。
リオマッジョーレから、隣町のマナローラは近い。
「愛の小道」と呼ばれる最もポピュラーな道を歩けばすぐに隣町だ。
見下ろすとすぐ海、というようなハイキングコース。日差しはきつかったけどなかなか気持ちの良いところ。
こちらでも「名前付きの錠前」を皆、そこらへんにくっつけている。神戸にも同じようなスポットありましたよね。
「愛の小道」の途中にはこんなオブジェが。夕日の時間だとなかなかいい感じ。
道路も舗装されているし、軽い軽い~♪ とナメてかかったら、
最西端の村であるモンテロッソアルマーレから隣町のヴェルナッツァまでの道は、普通に山道であった。
昼にワインバーでご当地ワイン飲み比べ、と飲みまくった直後だったので、心臓破りの階段で動悸息切れがハンパなかった。
でも、お陰で酒はすぐ抜けた(笑)
ちなみにこの地域のDOC白ワイン、その名も”Cinqueterre”。ブドウはVermentinoの他、Albarolaと Boscoというマイナー(?)な土着品種を混ぜているらしい。同じ三種混合でも、ワイナリーによって全然味が違った。さっぱり辛口ワイン。
たどり着いた隣町、ヴェルナッツァ。
私はここが一番好き。
遠くから見るとおもちゃみたい。
チンクエテッレ、海に光が当たってキラキラしていて、村はそれぞれカラフルで可愛らしく、レジャー的な要素は少ないけれど、「人生に一度見ておいたほうが良い」世界遺産だと思った。
レジャー的要素が少ないからこそ、その景色を堪能できる、ちょっと大人な旅に最適だと思います。
二日目、こんな綺麗な夕日に出会う。
今まで見たことのないような色。
夕日の時間には、村の家々がまた違う雰囲気で輝き出す。
感動しました。
思えば、「飲んで、歩いて、飲んで、歩いて」しかしなかったようなチンクエテッレ旅行。
友人にしてみれば、はるばる日本からやってきて「飲んで、歩いた」だけのイタリア旅行(笑)
これでいいのか?という気はしますが、30前女二人旅、満喫しました。