シラクーサ滞在の後、我々はパレルモに向かった。

まーっすぐで景色も変わらない一本道。かっ飛ばして2時間半程で着いた。我ながらあっぱれ。


学校の仲間がパレルモの中心地にあるレストランで働いているため、今回は彼の家に皆で居候。

パレルモ、シチリアの中では一番大きな都市なのに、何だか寂れた印象があった。中心地のアパートも半分以上が空き家なのではないだろうか。

借り手がいない事からの家賃の安さもあってか、友人はこんな素敵なアパートをレストランに借りてもらっていた。


yunのイタリア料理修行日記

イタリアではほとんどのレストランが、働き手の住居を用意してくれるのだが、たいていは「寮での共同生活」となる。そんな中、彼は自分一人のアパートを借りてもらえて、とてもラッキーだと思う。


着いたら、ちょうど昼休み中の友人がベランダでビールタイム。

まこちゃん、5月半ばぶりの再会だねー。


ちょっと涼しくなってから町を散歩。

下町のゴミゴミとしたエリアに、なんと「モツの屋台」発見!!



yunのイタリア料理修行日記

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見たことのないような、怪しげなモツが並んでおり、香味野菜と一緒に煮られている。

小汚いおじさま方が沢山いる中、果敢にトライ!!!


!!!美味しい!!!


これ、地元にあったら週一で通いますね。

一つだけ残念だったのが、焼酎がなかったこと。

いやー、これ、焼酎と合わせて食べたいわぁ。

日本を離れて5ヶ月半、日本食が恋しい~と思ったことはあまりありませんでしたが、今回ばかりは焼酎シックにかかりました。


こちらが友人が働いているお店。”Bye bye blues”という名前はこの上なくダサいけれど、ミシュラン一つ星を取得した、オシャレなリストランテです。



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友人はこのお店でアンティパストと突き出しを担当。

アンティパストはお店のメニューをきっちりと作るが、突き出しはその日の気分によって自分の思うままに出しているようだ。

先日は余った魚介をペーストにして、いわゆる「つくね」を出していた。イタリア名は「polpettini di pesce」。直訳すると「魚の団子」とでもいった感じか?

美味しかった。日本人としては、おでんを連想してしまった。


次は、パレルモを拠点に回った町をご紹介します。