前回の記事にも書きましたが、イタリア本土→シチリアへの移動、安さを求めて列車の旅を選びました。
ナポリ発、タオルミーナ着。時間にして8時間の旅。
8時間って・・・飛行機だったら日本からオーストラリアとか行けちゃう距離ですねぇ。
日本にいるときだったら考えられなかったけれど、何かと不便なこの国に住んでいると待ち時間等、あまり気にならなくなってくる。
さて。
列車は途中、そのまま船の内部に入り込み、海を船で渡ります。
各車両ごとに切り離され、並べて船内へ。
これは、私が乗った車両から撮った、隣の車両の写真。
思ったよりも揺れがなく、スムーズに船内に移動。
ただ!!ここから30分程の地獄が始まる。
ポイントはこの写真の真中、電気の線が車両内に入っていっていますよね?
これは船内移動中の貴重な電力なのです。
そしてどういうわけか、我々の車両にだけこの電力コードが差し込まれておらず、クーラーも電気もない車両内部は灼熱地獄!!
ただでさえ体温高そうなイタリア人が汗だくになっている中、耐えましたよ、30分ほど。
いやー、一見細身なおっさんの体臭が一番つらかったわぁ・・・笑
さて、船から下ろされた車両はまた再度接続され、車両によってはシチリアの別方向に向かったりする。
接続の様子を近くで観察したのだが、かなりアバウトな感じの作業。
日本だったら係員が数人ウロウロし、「指差し確認」なぞをしつつ一つ一つ作業を進めていくんだろうと思うのですが・・・
ガッチャーンという乱暴な接続の後、おじさんが一人車両の間に入っていき、太めの鎖のようなものをガチャンとつける。。。
え?これでおしまい??
という感じでしたが、何とか電車は動き出し無事に目的地まで着けました。
列車が船内に運ばれて移動。
あまり日本では聞かない話ですよね。
ちょっと面白かったので記事にしてみました。