みなさん、こんにちは。
今日も暑い日になりましたね。
新型コロナウイルスで家にいる時間が増え、家のあちこちを掃除する時間ができ、ちょこちょこやっています

掃除をしていると、イギリス時代に買ったアンイティークやビンテージ品にふと目がいき、
「あー、これあの店で買ったよなぁ。」
と当時のことを思い出したりします。
日本でアンティークと言えば一部の人の趣味でしょうが、イギリスでは”文化”にも近いと思います。
イギリス人ってはほんとうに”古い物”が好きなのです。
小道具だけでなく、車や家具、家なども昔からのものを大切に修理しながら使う人が比較的多い気がします。
家でもモノでも手入れされた古いものは価値が上がりますし、アンティークやヴィンテージのお店はそこら中に、骨董市は定期的に開かれ、老若男女問わず訪れています。
テレビでもアンティークのオークション番組は長寿番組です。
日本でも、例えば近年は古民家再生など、若い人を中心に古いものの価値を見直し、それを「保存」という意味でも維持していこうという動きが増えましたが、私がイギリスに行った頃はまだそこまで盛んでなく、
”人が既に使ったものでなく、新品のものがいい!”
「大量消費」という価値観が普通だったので、イギリス人の古いものを使い続けることにすごく驚いた記憶があります。
それどころか、イギリスは家も家具も洋服もなんか古くて、
”この国は時代が止まっているな。”
とさえ思っていました。
だけど、その考えは長く住むうちに変わりました。
長くそういう古いものたちに囲まれるうちに、古いものが持つ味に気づくようになり、
”イギリス人は、古いものには歴史があり、その歴史を知る知らないに限らず、それを受け継ぎ、大切にすることに喜びを感じている”
と感じるようになりました。そして、少しずつアンティークやビンテージ品を集めるようになったのです。
日本に帰ってきて、今それらに囲まれて過ごすと、本当に素敵だなと思います。
日本にもおしゃれなもの、素敵なものがいーーっぱいあります。
デザインやコンセプトの優れた新しいものは山のようにあり、それらももちろん大好きです。
ただ、”歴史あるものが持つ魅力”はそれ自体が時代をまとい、輝いています。
実は、アンティークやビンテージ品はどうしても使ううちに壊れたり、ガタがきたりするので、そのメンテナンスが大変だったりします。
古いものをメンテナンスをしながら大切に使う。
それはどこか自分のいる国の歴史や文化をありのままに認め、愛すること、
”自己の存在を肯定する”
そんな気さえします。
モノだけでなく人にも歴史があります。
老化もします。
だけど、老化=劣化という悪い意味だけでなく、
それを歴史=味と捉えていく。
イギリスの古いものを愛することは、モノだけでなく人にも当てはまるような気がします。
私自身もそんな味のある人になりたいなと思ったりしますが、、、
まぁ、アンティークにメンテナンスが必要なように、人も魅力を保つために、
ある程度の内面も外面も努力が必要なんでしょう

がんばりますっ!
楽天ルームで私が持つアンティーク品の紹介もいくつかしています↓