わたしの友達には、何故かホストオーラを放っている、という子がいる。



3つも年下だから仕方ないけど(しかも若く見える)、並んで歩いているとちょっとお姉さんが連れて歩いているように見えてしまう・・・(考えすぎだろうけど)



黒いジャケットにパンツ、少し伸びた髪の毛。キレイな顔。とてもおしゃれだと思う。でも確かに何故かそれっぽい。別にホストの世界を知っているわけでもないし、偏見があったりとかじゃ全然ないの。問題はただ一つ。




どうして彼がホストに見えるのか。




という非常にシンプルなところにあります。




普段彼とよく行くお店にその子と入ったとたん




「あれっ、結婚式帰り?(ご近所さんが多いお店なので確かにジャケットは異色。)」




と聞かれ、わたしもジャケットだったので「ううん、仕事っぽい格好。」



と答えると




「えっ、ホスト?」 最近ストレートというか、不躾な人に縁がある。。。




おいおい店長、あんた初対面でしょ。。。




「いや、飲食業。。。」




「へーーーーぇ。。。板前?(これもちょっと突飛。)」




そんなこんなで初めましてのご挨拶終了。「やっぱオレホストに見えんねんなぁ。」その日も渋谷と新宿を歩いていた数分の間にやっぱりホストにスカウトされたそうです。



2人で話し合った結果、



①資質はあると思う。


②始めたら辞められなくなると思う。


③でも、なれないと思う。



でまとまりました。イタリアで靴のデザインの勉強をしたいから、もっとお金を貯められる職につかなきゃ。というのですが、やっぱり「ホスト」という選択肢は浮かんだらしいの。でもね。多分死んじゃうと思う。お酒弱いもん 笑



以前は1口飲んで飛んでしまう位弱かったらしいんだけど、じゃんじゃん勢いよく飲むバーで働いていた時に結構鍛えられたらしい。



「よく道端に転がってたり、目が覚めたらベッドの上だったりしたもんなぁー」




「え、僕のパンツどこですか?みたいな?(おっと失礼。)」




「ちゃうちゃう、病院のベッドやねん。で、親切なタクシーの運ちゃんが自分の名前でひとまず入院さしてくれてんねん。で、両腕に点滴の針ついてんねんで。」




こわ。あたしそういうのはないです。どんなに飲んでも。




「で、このままやったら金払わなあかんーって思って、点滴の針自分で抜いて病院脱走すんねん。3回あんでー」




イヤだな、そこまで飲まれる男も。おまけに時々おかしな発言までする。



「あーあ、ようこちゃんのお客さんにセレブおらへん?おれ召使いとかやりたい。仕事で。」



そっか・・・。しかもこの子は ドM であった。



まぁ召使いは趣味でやってくれって感じだけど、それにお金となるとまた面倒なお話しだな。でもいい仕事しそう 笑