わたしの伯母は植物も動物も大好きで、多趣味。とってもおしゃれでチャーミングな自慢の「おばちゃん」。



もう何年も前のお話。生きているものならみんな好き!なおばちゃんも、息子(つまりわたしのいとこ)が飼ったカメを数ヶ月で手渡されたのにはちょっと困っていた様子でした。



「だって、犬や猫みたいに反応がわかりにくいんだもん。。。」



そうはいっても川へ放すことなんてとてもできないおばちゃんは、せっせとカメの世話をしていました。



忘れた頃にわたしが「カメは?」と聞くと、



「ローくん?(名前ついてるしっ) 大きくなったよー」



と、手の平の半分位しかなかったはずのローくんは、小さなスッポン位の大きさに成長。家にいれてほしそうな顔(ほんとか??)までするようになったという。。。



さっきそんなおばちゃんとお茶を飲んでいると、目をキラキラさせながらこんなお話をはじめました。



「ことしの冬、とっても寒かったでしょ?うちの3階に置いてあった植物、冬に枯れてしまったものとかあったの。ローくんの水槽にも何度も氷が張ったし、ひょっとしたら冬眠中にダメになっちゃったかと思っていたのね。だから一昨日のあったかい日に、水槽を開けてみたの。。。それで、



ローくん、もうあったかくなったから、そろそろ起きたら??



って、言ったのね。」



ふむふむ。かわいいな、相変わらず。



「そしたら、その瞬間に パチッ っと目が開いたの!パチッと!!もう、すごい感動しちゃって、幸せはどんなところにでもあると思った!」



白雪姫みたいだな、ローくん



たしかに、毎日エサをやっているカメが・・・カメが。カメですよ??(←しつこい)もうダメかも、と思っているのに自分の呼びかけでぱっちり目を開いたら嬉しいかもしれない、感動してしまうかもしれない。



でも、犬も、ちょっと前までは猫も。家の中はプチジャングルみたいに植物もたーくさんあって、それらの世話をしつつ毎日飛び回って楽しく生活しているおばちゃん、カメにもそんな愛情を・・・・



なんだか自分の狭さについてちょっと考えてしまいました。



どこにでも幸せはある、か・・・。わたしも毎日ハッピーな人だけど、うーん、すごいな・・・わたしもカメ飼おうかな・・・